元タレント・中居正広氏の女性トラブルで揺れるフジテレビのスポンサー離れが現在も続いている。2月のフジ・メディア・ホールディングスの取締役会後には、同社の営業社員が1月末時点でACに差し替えたCMの数が311社にのぼったと発表した。
27日に行われた取締役では、新たに日枝久取締役相談役の退任、役員体制刷新の人事が発表された。31日の第三者委員会の調査報告、清水賢治社長らの会見を前に、一部スポンサー企業がスポーツ報知の取材に応じた。いずれも”再開”の二文字は出ず「今のところ第三者委員会の報告がない状況なので、現状は変更はない」(INPEX)、「特に何も動きはない」(スズキ)「現時点で答えられることはない」(dip、山崎製パン)などと回答。31日の調査報告、会見が一つの焦点となりそうだ。
一方で「昨日の報道を見る限り、31日に報告があって、それを元に人権とコンプライアンスの規定を決めるとあった。役員体制だけでは(CM放映の)変更を考えていない」(日本生命)という声も。同社は「3月末時点で再発防止策が出るとは思っておらず、方針を変えることはないと思う」とし「適切に機能しているか、実行しているかをもって再開しようと思っている。少し先になると思っている」と慎重に検討する方針を明らかにした。