徳島県藍住町議会の宮本影子氏(65)が議員辞職したことがわかった。
宮本氏は匿名のSNSアカウントで高橋英夫町長らを中傷する投稿を繰り返していたことが判明。9日の本会議で辞職が許可された。
宮本氏によると、2024年2~12月、X(旧ツイッター)の「藍青」というアカウント名で「町長の女遍歴は多数」「クズのベテラン議員3人」といった投稿を繰り返したという。
高橋町長が今年2月、弁護士を通じて発信者情報を開示請求し、7月末に宮本氏が投稿者とわかった。3日にあった町議会の特別委員会で、宮本氏は自身の投稿と認め、9日に「一身上の都合」を理由に辞職願を提出した。
宮本氏は取材に「町内のうわさ話を面白おかしく投稿してしまった。多くの人の目に入るとは思っていなかった」と説明した。
町議会は今後、宮本氏を参考人として招集し、特別委で調査を進める方針。高橋町長は「議会の調査を踏まえて法的措置も検討したい」と述べた。