たんの吸引が必要な8歳の娘を放置し死亡させた罪に問われている母親の裁判員裁判が始まり、母親は起訴内容を否認しました。 起訴状によりますと、嶋田未左希被告(33)は2023年1月、当時住んでいた兵庫県姫路市内の自宅でたんの吸引が必要だった当時8歳の次女を残したまま交際相手の家へ行くなどして放置し、死亡させた罪に問われています。 初公判で嶋田被告は「寝ている間にたんの吸引は必要なく、外出前に寝たことを確認した」「(交際相手宅で)疲れて寝てしまった」として、「死亡する危険性があると認識していなかった」などと起訴内容を否認。 弁護側は「たんの吸引などは済ませて外出していたうえに4時間ほどで帰るつもりだった」などと無罪を主張しました。 一方、検察側は冒頭陳述で「最初から交際相手の家に泊まるつもりで外出し生命の危険が生じる恐れを認識していた」と指摘しました。 判決は11月28日に言い渡されます。