正副議長ポストをめぐるカツアゲ疑惑などの渦中にいる福岡県議会の「ドン」こと蔵内勇夫議長。きょう、議員辞職を表明しました。
「8月25日に東京で開催される女性議員研究交流大会での全国都道府県議会議長会会長としての職責を全うしたうえで、福岡県議会の職を辞することとしました」
“福岡県議会のドン”と呼ばれ、絶大な影響力を誇ってきた蔵内勇夫議長。
福岡県議会 蔵内勇夫議長「ネットで今、炎上していて、『日本で一番悪い男』が蔵内勇夫だと言われております」
突如として議員辞職の意向を表明しました。
50代「辞めて当然かなと思いましたけど、もうちょっときれいに辞めた方がよかったという気がしました」
40代「逃げている感じがする」
60代「もうちょっと早くどうにかならなかったのかと」
多額の公費が投じられた海外視察には厳しい視線が注がれていましたが…
福岡県議会 蔵内勇夫議長「私は海外旅行は続けます。この考えは一切変わることはない」
議会事務局職員「旅行とおっしゃいました」
福岡県議会 蔵内勇夫議長「海外旅行じゃなく、海外活動です」
さらに、熊本地震からおよそ1週間後に姿を見せた時は…
福岡県議会 蔵内勇夫議長「ネパールは天国だった」
不適切な発言に議会内からも批判の声が上がりました。
福岡県議会 吉松源昭議員「人の弱みにつけ込んだ“カツアゲ”、“みかじめ料”的な要求だった」
正副議長ポストをめぐるカツアゲ疑惑では、複数の関係者に現金を渡した相手として、名指しされた蔵内議長。
福岡県議会 蔵内勇夫議長「あり得ないことだと思っています。一切そういうことはございません」
疑惑を全面否定していた蔵内議長。
しかし、所属する自民党内の若手議員からの批判や議長職の辞職勧告決議案に賛成する動きが拡大。
足元からの反発を抑えきれず、今月19日、「県政を混乱させた」として議長職を辞職する意向を表明。その際、議員辞職については強く否定していました。
福岡県議会 蔵内勇夫議長「(Q.議員辞職は?)考えておりません。今からすぐ(金銭授受疑惑の)第三者調査に入りますので、そこで県会議員としてしっかりと協力をし、答えられたらと思っております」
しかし、そこからわずか5日で一転。議員辞職の決断へ追い込まれました。
関係者によりますと、「マスコミからの批判もあり、議員活動が難しくなった」と話しているということです。
県政の重鎮による電撃的な議員辞職。渦中の金銭授受疑惑など数々の問題の真相は、依然として不透明なままです。