10日午前9時ごろ、東京・中野警察署でけだるそうな表情を浮かべ、カメラをじっと見つめる男。自称・廃品回収業の竹林博文容疑者(59)が、約5万円のスポーツタイプの自転車1台を盗んだ疑いで逮捕されました。
竹林容疑者は、2024年10月、東京・目黒区の路上に置かれていた自転車を盗むと自身の軽トラックに積み込み逃走。
その後、中野区にある自身が契約する駐車場に持ち去った自転車を載せたまま軽トラックを止めていましたが、盗まれた自転車の持ち主がこの駐車場を見つけ出し、警察に通報し、事件が発覚。
その後、十数台の自転車が押収されましたが、調べに対し、竹林容疑者は「1年間で約300台盗んだ」と供述したのです。
また、スポーツタイプの自転車ばかりを狙ったことについては「スポーツタイプの自転車は高く売れる。1回の持ち込みで7万~8万円の収益になったこともある」と話しているといいます。
竹林容疑者は容疑を認めていて、警視庁は、他にも自転車を盗み売りさばいたとみて余罪を調べています。