間違って踏切内で信号待ちか。きのう神戸市垂水区の山陽電鉄の踏切で、中国人の女性2人が電車にはねられて死亡しました。▼電車の運転士「電柱のかげになって、遠くから2人の姿は確認できなかった」 9日午後3時50分ごろ、神戸市垂水区西舞子の山陽電鉄の踏切で、外国人観光客とみられる女性2人が電車にはねられ死亡しました。 警察などによりますと、踏切には遮断機と車止めが設置されていて、2人はその先の横断歩道を渡ろうとしたところ、遮断機が下りたため、間違って踏切内で信号待ちをしてはねられたとみられています。警察の聞き取りに対し、電車の運転士は「電柱のかげになって、遠くから2人の姿は確認できなかった」などと話しているということです。
▼亡くなった2人は中国人の20代女性と判明 09年以降同じ踏切で4件の事故 2人の持っていたカバンからは、近くのアウトレットモールで買ったとみられる商品や中国籍のパスポートが見つかっていて、中国人の楊景文さん(24)と張新恰さん(23)とわかりました。 山陽電鉄によりますと、この踏切では2009年以降、4件の事故が発生し、1人が死亡しているということです。警察は、事故の詳しい状況を調べています。