国賓としてイギリスを訪問され、チャールズ国王夫妻から歓待を受けた天皇・皇后両陛下。しかし訪英の直前、皇居では「異例の事態」が起こっていたという。
「これまで両陛下が海外を訪問される際は、数日前に上皇ご夫妻がいらっしゃる赤坂の仙洞御所を訪れて、必ず出発のご挨拶をなさっていました。ところが今回に限っては、それがなかったんです」(宮内庁関係者)
昨年の6月17日にインドネシアへと出発されたときも、両陛下は14日に上皇ご夫妻のもとを訪れている。しかしその直後から異変が続いた。
「15日には陛下が出発前の記者会見で、『日インドネシア外交関係樹立65周年』『日本ASEAN友好協力50周年』と言うべきところを、どちらも『60周年』と間違えてしまった。いつも入念に準備して原稿を読み上げる陛下にしては、非常に珍しいミスです。
また翌16日、出発当日の両陛下の取材が急にキャンセルされました。あまりにも異例続きだったため、『陛下がご心配になるほど、雅子さまのお具合がよくないのではないか』との見方も出たほどです」(皇室担当記者)
前出の宮内庁関係者も「昨年のご訪問直前に、雅子さまのご体調が悪化していた可能性は否定できない」と話す。
「ひょっとすると雅子さまにとって、上皇ご夫妻へのご挨拶が心身の両面で重い負担になっているのかもしれません。だから今回の訪英に際しては万全を期すべく、ご挨拶を取りやめたとも考えられます」
ところが7月5日、イギリスから帰国された両陛下は仙洞御所を訪れ、上皇ご夫妻にご挨拶をされた。
「両陛下が仙洞御所に滞在されたのは約40分。過去にご挨拶に訪れたときよりも、少し長めでした。皇室と英王室は関係も深いので、チャールズ国王から上皇ご夫妻宛にメッセージがあったのかもしれません」(同前)
その際に、出発のご挨拶がなかった理由を上皇さまと美智子さまにどう説明したのか、気になるところである。
「週刊現代」2024年7月13日号より
同じような事態は、実は年始にも起こっていた……。関連記事『天皇陛下と雅子さまには「お知らせ」が来なかった…新年の皇室で起こっていた「異例の事態」』にて、詳しく報じている。
天皇陛下と雅子さまには「お知らせ」が来なかった…新年の皇室で起こっていた「異例の事態」