【謎に迫る】「餃子の王将」社長射殺 “容疑者逮捕”急展開の背景に何が

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「餃子の王将」を展開する会社社長が射殺された事件で、暴力団幹部の男が逮捕されました。人気餃子チェーンと凶悪な暴力団組員。事件の背景にいったい何があったのでしょうか。
福岡刑務所から移送されるのは福岡県を拠点とする特定危険指定暴力団・工藤会系の幹部、田中幸雄容疑者です。
28日、京都府警が逮捕しました。
逮捕容疑は、「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さんに対する殺人です。
事件は、2013年12月19日の早朝、京都市にある王将本社前で起きました。
当時の社長、大東さんは当日、自分の運転する車で出社。
本社と道路を隔てて北側にある従業員専用の駐車場で車を降りた直後、胸や腹を計4発撃たれて死亡しました。
王将フードサービス・大東隆行社長(当時):「まだまだ餃子、たまに焼く時あるからね、店で」
大東さんは2000年に社長に就任しました。一体、なぜ銃撃されたのでしょうか。
「王将」第三者委員会・大仲土和委員長:「九州を拠点に置く暴力団が関与しているのではという報道があった。これを受けまして、王将フードサービスは反社会的勢力と関係があるのかどうか、確認することを目的として本年1月5日に第三者委員会を設置した」
2016年、王将の第三者委員会は、創業家が1995年ごろから総額260億円に上る不適切な取引を特定の企業経営者と繰り返していたことを明らかにしました。
大東さんはこうした取引を解消しようとし、事件の1カ月前には、社内の対策を取締役会で報告していたといいます。
一方、王将と反社会的勢力との関係について2016年時点では存在していないとしています。
ただ今回、逮捕されたのは暴力団幹部の男。組織的な犯行なのでしょうか。

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