【話題】東京・高尾山で約2センチの“三大珍味”黒トリュフを発見!…実は全国に自生も発見するのは困難「葉っぱの下に落ちている」

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東京都内でも屈指の観光スポット高尾山で世界三大珍味の1つ「トリュフ」が見つかり話題となっている。高いものでは、100g当たり数万円で売られている高級食材「トリュフ」。登山客も驚きを隠せない様子だった。
6月17日週にSNSで、世界三大珍味のひとつ「トリュフ」が高尾山で見つかったとの投稿があったのだ。
高いものでは、100グラムあたり数万円で売られている高級食材。
登山客に聞いてみると、こう答えが返ってきた。
ーー高尾山である物が目撃されて話題になっている。男性登山客:クマですか?

ーー動物じゃないです。トリュフです。女性登山客:え~!知らない。そんなのあるんですか。見つけ出したくなっちゃいます。宝探し的な。ーー実際見つけたら?登山客:え~!困る。どう扱っていいか。料理したことないから。
トリュフを見つけた高尾山さる園・野草園は、「まさかの発見」をこのように投稿している。
「えっ!?高尾山にトリュフ!?野草園の手入れ中にトリュフのようなものを発見し、国立科学博物館に調べてもらったところ、間違いなくトリュフでした!」
今回のトリュフを取り寄せたという、国立科学博物館・植物研究部の奥山雄大さんはこう説明した。
「黒トリュフの仲間で日本で見つかるものなので、その中だと『アジアクロセイヨウショウロ』というもの(種類)ではないかと」
大発見を伝える投稿には、1.5万件以上の「いいね」が付き、「高尾山 恐るべし!」「登山客が増えそう」とのコメントもあった。
白と黒の2種類に大きくわけられるトリュフだが、今回見つかったのは黒トリュフの一種で、100グラムで数千円ほどで売られているものだという。
番組スタッフは、草木が生い茂っている山道を登りながら、トリュフが見つかった「高尾山さる園・野草園」に向かった。
番組スタッフ:あ!こちらキノコがありますね。木の根元にキノコが生えています。何のキノコなんでしょうか。トリュフではなさそうです。
番組スタッフ:こういった木の根元にキノコが生えていそうですね。(中略)あ!こちら見てください。(中略)赤いキノコが生えています。実際に検索してみますと、ベニタケと出てきました。
トリュフは見つからないものの、高尾山には様々な種類のキノコが生えていることが分かった。
そして、「さる園・野草園」でトリュフはどこで見つかったのか聞いてみると、高尾山では動植物の採取は禁止されているため、具体的な場所は回答できないとのことだった。
ただ、見つけたのは枯葉掃除の最中で、大きさは2センチほどだったという。
“キノコハンター”として活動する水上淳平さんによると、トリュフは全国的に自生をしているといいうが、見つけるのは難しいのだそう。
“キノコハンター”水上淳平さん:小さい黒い、じゃがいもの子芋ぐらいのものが葉っぱの下とかに落ちてるだけ。それを広い山の中で探すというのはなかなか大変なので、自分で(トリュフの)新しい場所を見つけたことはない。(見つけた人は)ラッキーですね。
一方で、水上さんはキノコ狩りについて、「基本的には勝手に人の山に入って(キノコを)採ってはいけない。キノコツアーみたいなものガイド付きで許可取っていて、一緒に山に入っていくんだったら絶対大丈夫ですし、節度を持ってキノコ狩りとかトリュフを楽しむのがいいと思います」と注意を呼びかけた。(「イット!」 6月26日放送より)

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