コスプレイヤーの十二月田さんがSNSに投稿した「10年前の姿」と「現在の比較写真」が1万件以上のいいねを集めている。「チー牛だった」と自ら表現する過去の姿と、現在の垢抜けた姿には大きな差がある。中学時代は「陰キャ」で自分の顔が嫌いだった彼が、どのようにして変わることができたのか。
《激変!!》顔が嫌いだった「陰キャ時代」⇒『モデル風の超イケメン』に変身した現在の姿を見る
「チー牛だった」と振り返る、若かりし頃の十二月田さん(写真:本人提供)
十二月田さんは、小学4年生から高校3年生まで「陰キャ」として過ごしていたという。「クラスのすみっこでライトノベルばかり読んでいました」と当時を振り返る。文化祭では「誰とも接しないように、食堂みたいなところで一人孤独にボケッとしていました」と、自身の孤立した様子を語る。
当時の自分について、「もうとにかく嫌いでしたね。顔も嫌いだったし」と十二月田さん。修学旅行の集合写真にも写りたくなくて「カメラマンが来たら巧妙に陰に隠れてました」と話す。
変化のきっかけとなったのは、高校時代から付き合っていた恋人の存在だった。メイク嫌いだった十二月田さんだが、恋人から「あなたがメイク嫌いなのは知っているけど、それでも私はメイクするから」と言われ、「じゃあ自分も好きになるしかないわ」と思ったという。
試しに自分でメイクをしてみたところ、「自分も変われるんだ」という気づきを得た。「鏡を見るときに『ちょっとイケてるかも』と思えたりして」と、変化を実感したという。
コスプレを始められたのは、母親が舞台衣装製作のクリエイターで、叔母が舞台をプロデュースしている環境があったから。最初は『チェンソーマン』のデンジのコスプレをしたものの「自分には向いていないな」と感じたという。しかし『ブルーアーカイブ』というゲームにハマったことで再び興味が湧き、現在は女性キャラクターのコスプレが中心だ。
「親から『女の子の格好なんてやめなさい』と言われていたらおしまいだったので『器の大きな親』だと思いますね」と、家族の支えにも感謝を示している。
・人はだれでも髪型やメガネで少し地味な印象にもなり得ますからね。元々素敵な要素あると思います。なりたい自分になって楽しく生きられていたら良いと思います。
・垢抜けかはわからないけど、こうやって夢中になれることがあるってうらやましいです。がんばって研究したり、自分の殻やぶらないとここまでできないですもんね!
・努力したんだね。でも昔の姿も全然いいと思うけど。映画評論YOUTUBerの沖田遊戯さんみたいで。あ 褒めてますからね!
・子供時代の写真がたくさん残っていて、それをすぐ見つけて来られるのに愛されて育ったことを感じる。
・チー牛美味いやん。個人的には高菜明太一択やけど。
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(「文春オンライン」編集部)