警察官にマスクの状態を確認される男。強制わいせつの疑いで逮捕された末吉正明容疑者(60)だ。
被害に遭ったのは就活中の20代女性。発端は、埼玉・草加市にある化学製品メーカーで行われた採用面接だった。
末吉容疑者は工場で幹部にあたる“工場長補佐”として、就職面接を担当していた。
9月30日、面接官だった末吉容疑者は、採用面接を受けに来た20代女性に「内定確実なので、社員が使う飲食店を紹介したい」と声をかける。
女性が本当に内定確実だったのか。それとも末吉容疑者のうそだったのは明らかになっていない。
しかし、女性はこの言葉を信じ、2人で飲食店へ。そこで食事をした後、容疑者に誘われ、カラオケ店に向かった。
末吉容疑者は個室に入ると、女性の体を無理やり触るなどのわいせつ行為をしたとみられている。
女性は隙を見て逃げ出し、「お酒を飲まされ、わいせつな行為をされた」と交番に駆け込んだ。
定年を迎えた後も契約社員として働いていた末吉容疑者。幹部級の役職が与えられていたか、本人のものと見られるSNSでは、こうコメントしている。
俺最強 人の半分の肝臓で酒も飲める 会社でも怖いもん無いし(末吉容疑者のものとみられるSNSより)
また、仕事やプライベートで行ったとみられる、さまざまな場所で撮影された写真を挙げていた。
調べに対し、末吉容疑者は大筋で容疑を認め、「酒が入り、2人きりになったことでムラムラして、自制心が保てなくなった」と話しているという。
警察は犯行時の詳しい状況とともに、余罪についても捜査している。
（「イット！」10月27日放送より）