「パワハラ放置」村長が2度目の不信任決議で失職…村長選に再び立候補か

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職員同士のパワーハラスメントを放置したとして、富山県舟橋村議会(定数7)は26日、古越邦男村長に対する2度目の不信任決議案を全会一致で可決した。
地方自治法の規定に基づき、古越村長は失職。村長選が50日以内に行われ、古越氏が立候補するとみられる。
村では、同僚への暴言で男性職員が戒告処分を受けたことを機に、第三者委員会が4月に設置され、約10年間で職員の約3分の1に当たる約10人が職員間のパワハラ被害に遭っていたと判明した。
古越村長が抜本的な対策を取っていなかったとして、村議会は9月、1回目の不信任決議案を全会一致(欠員1)で可決した。村長は直ちに議会を解散。今月18日に告示された村議選では1回目の決議案に賛成した5人を含む7人が無投票当選した。
この日の臨時議会の質疑では、村長による議会解散について、議員が「権力の乱用とも思える使い方でいとも簡単に議会の解散を行った」と批判。2度目の不信任決議案に7人全員が賛成した。

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