もしパートナーが“パパ活”をしていたら? 「彼女が60歳くらいのおじさんと…」生々しいやり取りを見てしまった31歳証券マンの“非情な末路”

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昨今、話題になる“パパ活”。一般的に、若い女性が年上の男性とデートをし、その対価として金銭や高額なプレゼントを受け取ることを意味する行為だ。専用のアプリやマッチングサイトが続々出現し、より身近なものになりつつあるが、パートナーが別の人物と“パパ活関係”にあると知ったら、あなたはどうするか? 今回は、パパ活がバレた人、パパ活をされた人のエピソードを紹介しよう。
【画像】「彼女が60歳くらいのおじさんと…」パパ活の生々しいやり取り
まず話を聞いたのは、スタイル抜群で、藤田ニコル似の美女の中川みなみさん(仮名・30歳・専業主婦)。彼女は、パートナーにパパ活がバレた経験がある。
※写真はイメージ maruco/イメージマート
彼女は、大学在学中に個人撮影のアルバイトで知り合った中年男性と、パパ活関係になったという。
「月10万円で週1回会う関係でした。固定のお手当て以外にもデートで高い服や化粧品を買ってもらったりしていました。
大学卒業後はカフェでバイトしながら、パパ活でゆるく副収入を得るという生活を続けていましたが、だんだん美容代や整形代など、出費がかさむようになり、1人のパパだと足りなくなってきて……。常にパパが3、4人いる状態を維持するように。当時のパパ活での月収は30万円ぐらいでした」
そんななか、中川さんは25歳の時に付き合い始めた6歳上の彼氏と同棲を始めることに。一緒に生活を始めると、バイトの収入と生活が見合っていない様子に、彼から疑問を持たれ始めてしまう。ついには、携帯のGPS機能を使って、常に彼氏に位置情報を把握されるようになった。
「普段のスマホをわざとバイトしているカフェに置いていき、別のスマホでパパと連絡するなど偽装もしましたね」
それでも彼氏からの疑いは晴れなかった。中川さんがパパ活相手である男性とデートをしていたある日、あとをつけていた彼氏に突撃されてしまう。
「パパは美人局(つつもたせ)だと思ったのか、慌ててその場から逃げていきました。彼氏は泣きながら『なんでこんなことするの?』と問い詰めてきました。その姿を見て、私もさすがに悪いなと思って、そこでもうパパと会わない約束をしたんです」
しかし、一度上げた生活レベルを今さら下げられるはずもない。中川さんはすぐにパパ活を再開した。そして、パパ活をごまかしながら、27歳で彼氏と結婚。その後、妊娠・出産などがあり、中川さんはバイトもやめ、一時はパパ活も休止して専業主婦になった。とはいえ、夫の給料だけでは、毎月の美容代が捻出できない。
「肌管理や体型維持のために、定期的なメンテナンスは不可欠です。シワ予防や小顔のためのボトックス注射代、エステ代など、毎月10万円前後。子育てしながら収入を得るために、一番タイパ(タイムパフォーマンス)がいいのはパパ活しかないと思ったんです」
中川さんは30歳でパパ活を再開。25~26歳だと年齢を偽ってプロフィールを設定し、アプリや交際クラブで相手を見つけ、子供は親やベビーシッターに預けてパパ活に勤しんでいたという。

「家族にバレないように平日のお昼や、夫の外出中にパパ活するようにしていたんですが、やっぱり急に羽振りが良くなったので怪しまれてしまって……。『まさかとは思うけど、パパ活とかしてないよね? スマホの中身を全部見せろ!』と問い詰められ、またバレちゃいました」
しかし、怒り狂って中川さんの行動を責め立てる夫に対し、中川さんも応戦した。
「そもそも、私がパパ活なんてしないでも満足して生活できるぐらい稼いでこないお前が悪い! 結婚する時に絶対幸せにするって言ったくせに! じゃあ、私が綺麗じゃなくなってもいいの? お前が『可愛い、可愛い』って私に言えるのは、私がパパ活して稼いだお金のおかげなんだよ! こんな私が嫌なら、もう離婚すれば? ただ、親権は絶対に渡さないから。パパ活はしていても、育児放棄はしてないし!」
中川さんの勢いに気圧された夫は、一気にトーンダウン。「離婚だけはしたくない」と号泣し、「少し冷静に考えたい」とその日は部屋にこもって出てこなかったそう。
翌日、仕事から帰ってきた夫は晴れやかな顔で中川さんにこう告げた。
「パパ活の件はもうわかった。子供と離れたくないし、離婚だけはやっぱりしたくない。浮気も不倫もパパ活も、もうみなみちゃんの好きにしていいよ。俺たちも、セカンドパートナー制度を取り入れよう!」
こうして中川さんは、現在も夫公認でパパ活をしている。
「もともと夫に対しては気持ちが冷め切っていたし、関係は倦怠期そのものでした。夫は育児も家事も手伝ってくれないくせに、子供の成長が遅いのは私のせいだとか、もっと美味しいご飯が食べたいとか文句ばかり。休日も仕事関係の外出ばかりで、どこにも連れていってくれない。生活費だって毎月10万円ぐらいしかくれないから、パパ活をしなかったらやりくりが大変なんです。
嫉妬深かった夫が、まさか『セカンドパートナー制』なんて言い出すなんて、びっくりしたけど、それで納得してくれているならいいかな。子供が成人するまでは、私も離婚したくないので、この関係を続けます」
一方、池田隼也さん(仮名・31歳)は、交際中の彼女のパパ活を知ってしまった過去がある。
都内の証券会社に勤める池田さんは、若い頃の伊勢谷友介を思わせる長身のイケメン。街を歩けば女性から声をかけられることもあるというプレイボーイの彼だが「人生で最も愛して、結婚すると思っていた彼女がまさか……」と、悲痛な胸の内を語ってくれた。
「彼女とは社会人になりたてくらいのときに合コンで出会い、意気投合。ほどなくして付き合いました。同い年で話も合うし、(音楽ユニット・YOASOBIのボーカルの)ikuraちゃんをギャルっぽくした感じの見た目や、ちょっと気が強いところがタイプでした」
しかし、2年ほど付き合った頃、徐々に彼女の言動に怪しさを感じるようになった。きっかけは「炊飯器」だ。
「彼女が『パパに炊飯器買ってもらったの』って言ってきたんです。聞けば、8万円近くする炊飯器でした。値段に少し驚きましたが、彼女の実家はいわゆるその土地の名家で、金持ち。それならあり得なくないなと思い、『いいお父さんだね。一緒に美味しいご飯を食べられるね』とかって返事をしたんです」

彼女の両親とも仲が良かった池田さんは、度々向こうの実家に行き、食事をともにすることも多かった。ある日の食事会でも、彼女が席を外したタイミングで「炊飯器、ありがとうございます」と義父に伝えたという。しかし……。
「お義父さんは『え? なんのこと?』とまったく身に覚えのない様子。これはヤバいと思い、『すみません、勘違いでした』とその場はやり過ごしました。そのことについて彼女を追及することはせず、自分の聞き間違いかもと思うようにしました」
ただ、一度抱いたわだかまりは池田さんの中に渦巻き続け、それまで気にしなかったことにも目が行くようになる。
「彼女は一般企業の正社員でしたが、給料の割にはブランドのバッグや服が多いなと。そうこうしているとき、冬のある日のデートで彼女はモンクレールのダウンコートを着てきました。僕は『めっちゃ可愛いじゃん。いくらぐらいしたの?』と聞きました。すると、彼女は急に態度を変えて『何が? 値段言ったら買ってくれるわけ? なんでそんなこと聞くの?』とキレ出したんです。
キレる意味がわかりませんでしたが、とりあえず『変な質問してごめんね』と平謝りして、その場は収めました。調べてみると、ダウンの価格はおよそ30万円。気軽に買えるものではないので、彼女の反応から誰かからの貢ぎ物なんだろうなと。限りなく黒に近いグレーだと感じました」
そして、グレーだった疑惑が真っ黒に変わる日が訪れる。
モンクレール事件の後日、仲直りした2人はおうちデートを楽しんでいた。いつのまにか2人で寝ていたが、飲み過ぎていた池田さんは、気分の悪さで早朝に目が覚めてしまったそう。
「そのときに、吐き気とは別に無性に嫌な予感がしたんです」
そう話す池田さんは、自然と枕元に置いてある彼女のスマホを手に取ってしまう。
「お互いのロックの番号は知っていました。寝ている彼女の横で、ロックを解除し、恐る恐るLINEを開くと……。そこには、僕がまったく知らないおじさんとの半年以上にわたるトーク画面がありました。白髪混じりでちょっとハゲてて、中肉中背。推定60歳くらいで、おじさんというよりジジイですよ。そのジジイと彼女のやりとり、旅行の写真を見てしまったんです……」

彼女と相手の男性とのやりとりは以下のようなものだった。
〈男性 「早く、〇〇ちゃんに会いたい!」彼女 「うん、私も会いたいよ」彼女 「今月、家賃払えないかも…」男性 「わかった!」「30万円振り込んだよ また足りなくなったら言ってね」〉

さらには、デートだけでなく生々しい旅行の記録まで残されていた。
〈彼女 「この前の九州旅行楽しかった!たくさん払ってくれてありがとう!また行きたいな!」(ツーショット写真とともに)男性 「全然いいんだよ! 〇〇ちゃんと行けて幸せだった!」〉
最愛の彼女と見知らぬ男性の親密な関係と金銭のやりとりを目の当たりにした池田さんは、ひとりトイレで嘔吐したという。
「愕然としましたよ。裏切られた気持ちですし、金額的にカラダの関係もあるんだろうなと。しかも、相手と九州に行く3日前まで、彼女は僕とも九州旅行に行っていたんですよ。旅行から帰ってきてから、彼女は普通に『今、仕事中だよ』とLINEしていたのに、まさかおじさんと旅行していたなんて……。
とにかく、気持ち悪すぎました。その日は急用ができたと言って、すぐに家を出ました」
しかし、嘔吐するほど耐え難い事実を知っても、まだ彼女への愛情はなくならず、池田さんはすぐに別れを切り出さなかった。「なんとか彼女を“更生”させよう」と思ったのだ。
「現場を押さえて、事実を突き止めて突撃してやろうと。それで、探偵事務所に相談しました。そしたら探偵事務所のスタッフからこう諭されたんです。『不貞行為で探偵を使うのは、結婚している方がほとんどで、訴訟の材料にしたいという目的です。池田さんは結婚してないんですよね? え? 更生させたい? そんな人いませんよ』と」
それでも池田さんは「いいんです。いくらなら張り込んでくれますか」と引かなかった。「そこまで言うなら……」とスタッフが見積もりを出すと……。
「『1週間の張り込みで約90万円ですね』と言われました。『いやいや、さすがに無理です、払えません』と冷静になり、彼女への熱がサーッと冷めました。その後、彼女へは訳も告げず、別れを切り出しました。『俺に嘘ついてることあるよね?』と最後に聞いてみましたが、『は? なんのこと?』とシラを切るばかり。正直に言ってくれたら、別れないつもりだったんですけどね」
彼女との一件があってから数年、池田さんに交際相手ができたことはない。そこにはパパ活発覚の“後遺症”があるという。
「女性と付き合う流れになったとしても、どこかで『この子もパパ活してるんじゃないか?』と過去がフラッシュバックしてしまうんです。なので、付き合うまでの一歩が踏み出せないんです。『キミ、パパ活してる?』なんて聞けないですからね。
お金の稼ぎ方は人それぞれなので、パパ活という行為自体は否定しません。元カノにもなにか事情があったのかもしれませんし。ただ、パートナーにパパ活をされた側は深く傷つく場合もあるということをパパ活をしている人たちには知ってほしいですね」
今回の2つのケースから、他人事ではないと感じた人も少なくないのではないだろうか。
(清談社)

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