ほぼ完成のマンション、異例の解体へ…積水ハウスが開発の「グランドメゾン国立富士見通り」

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東京都国立市で建設中だった10階建てマンションが、7月の引き渡しを目前に解体されることがわかった。
建設事業者の積水ハウス(大阪市)が今月4日、国立市へ事業の廃止を届け出た。完成間近のマンションが解体されるのは異例で、同社担当者は「マンションの構造に問題はなく、法令違反もないが、景観など周辺環境への影響の検討が不十分だった」としている。
解体が決まったのは「グランドメゾン国立富士見通り」(総戸数18戸)。JR国立駅から徒歩10分の場所にある。同社によると、ほぼ完成し、一部の部屋はすでに契約が決まり、7月に引き渡しを始める予定だった。契約者には、すでに解体について説明したという。
マンション建設を巡っては、周辺住民らから「景観が悪化する」などと不安視する声が上がっていた。同社によると、解体時期は未定で、跡地の活用方法も決まっていないという。

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