鉄製の工具で同僚を複数回殴って殺害しようとしたとして、福岡県警は7日、自称同県苅田町、派遣社員、西田智哉容疑者（39）を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。警察や消防によると、2人は日産自動車九州（同町）の工場で製造組み立て作業を担当していた。調べに「殴ったことは間違いないが、殺そうとは思っていなかった」と容疑を一部否認しているという。
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逮捕容疑は7日午後5時ごろ、同町新浜町の日産自動車九州の建物内で、同僚の派遣社員の男性（27）＝苅田町＝の右腕や後頭部を棒状の鉄製工具（長さ約70センチ、重さ約2キロ）で複数回殴り、殺害しようとしたとしている。男性は救急搬送されたが、軽傷だった。
県警によると、西田容疑者は過去にも男性と口論になったことがあると述べているといい、男性を殴ったのも「すれ違った時ににらみ合うようになり、もめた」と説明しているという。【宗岡敬介、山口響】