「お祈りメール」活用で別会社に内定 「配属ガチャ」なし確約企業も 就職活動が解禁

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6月1日から、新卒採用の就職活動が解禁されました。売り手市場のなか、あるメールを手掛かりに学生を自分の会社に引き付けようとする動きも出ています。
5日、会社説明会を行ったのは、山梨県のお菓子メーカー「桔梗屋」です。
「桔梗信玄餅」が有名で、外国人観光客の増加によって売り上げを伸ばしています。
説明会と同時に工場見学も実施。会社への理解を深めてもらい、「内定辞退」を減らす効果も期待しています。
少子化などもあり、就職活動は学生が引く手あまたとなる「売り手市場」が加速。そんななか、今話題のサービスがあります。
不採用を伝える通称「お祈りメール」。この春に大学を卒業した谷川さんには、就職活動中2社からお祈りメールが届きました。
しかし、このメールが別の会社の採用につながったというのです。
このお祈りメールを株式会社ABABAのサイトに登録すると、学生の“あと一歩”まで進んだ具体的な企業名が他の企業に開示されます。
それを見た企業によっては、いきなり最終面接まで進める条件などでスカウトする場合もあるといいます。
谷川さんのもとには、人材系IT企業から面接のオファーがありました。最初の面接が社長との面談になり、とんとん拍子に内定をもらいました。
そんな売り手市場のなかで、学生を引き付けるため、いわゆる「配属ガチャ」がないことを強みにする企業も増えています。
配属ガチャとは入社後の配属内容が、必ずしも本人の希望通りにはならない状況をいいます。
パーソル総合研究所の調査によると、「転勤がある会社」を受けたくないという学生が半数を占めます。
パナソニックでは、およそ150の選考コースを用意して、入社後の配属先を「確約」。キリンは新卒採用に10のコースを設けて、学生がより具体的に入社後のイメージを持てるようにしています。
現在の売り手市場に、「就職氷河期」を経験した世代の人たちからは、次のような声が聞かれました。
(「グッド!モーニング」2024年6月6日放送分より)

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