震度5強に住民「とどめ刺された」公費解体待ちの住宅が崩れ落ちる 石川で震度5強

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3日朝、石川県能登地方で最大震度5強を観測する地震があり、2人がけがをしました。能登半島地震の被災地では、元日の地震で被害を受けた住宅がさらに倒壊する被害が相次いでいます。
記者リポート「こちらではもともと倒壊していた住宅がけさの揺れでさらに崩れ、一部が道路にまでせり出しています」
震度5強を観測した輪島市では、元日の地震で被害を受けた住宅など5棟が地震でさらに倒壊しました。
こちらの住宅は、4月に公費解体を申請していましたが、工事が始まる前にさらに崩れ落ちました。
住宅所有者の男性「きのうまで一応建っていた。きょうで結局とどめ刺されたみたいな感じ」
3日の朝6時31分ごろ、石川県能登地方を震源とするマグニチュード6.0の地震で、石川県輪島市と珠洲市で震度5強を観測。
石川県で震度5強の揺れを観測するのは1月6日以来で、津幡町では60代女性が緊急地震速報に驚いて、ベッドから下りる際に右太ももを骨折する大けがをしたほか、富山県滑川市でも20代男性が避難中に転んで軽いけがをしました。
輪島市の住民「でかかったね、いつもの余震と比べるとでかかったね」珠洲市の住民「いま住まいが仮設住宅だからある程度安心。自宅だったらダメだろうな」

運転を停止している北陸電力志賀原子力発電所に、新たな異常は確認されていないということです。気象庁は、今後1週間程度は震度5強程度の地震に注意するよう呼びかけています。

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