緊急入院の10代男性、状態悪化も予定通り手術し17日後に死亡…神奈川県立こども医療センター

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神奈川県立こども医療センター(横浜市南区)は1日、2月に入院し、手術を受けた10歳代男性が、手術の17日後に死亡する医療事故が起きたと発表した。
同センターは「入院から手術までの間に行った医療に起因して死亡した可能性がある」として、5月中にも外部専門家を加えた事故調査委員会を設置し、原因究明を行う。
発表によると、同センターに通院していた男性が2月、自宅で痛みを訴えるなどして救急外来を受診し、緊急入院した。翌日の外科手術が決まり、点滴や投薬を受けていたが、手術直前に血圧変動など状態が悪化した。手術は予定通り行われたというが、男性は集中治療室で意識が戻らないまま、17日後に亡くなった。
1日に県庁で記者会見した永渕弘之・副院長は「担当医は(男性の)状態は良くなかったが、亡くなるとまでは考えていなかった。事故調査委員会で客観的に判断してもらいたい」などと述べた。

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