家庭教師派遣 不正に指導料 元社員ら、会社法違反容疑=長野

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

松本署と県警捜査2課は8日、松本市宮田、会社員荒井将道(51)、同市大村、パート従業員中新田悟(53)の両容疑者を会社法違反(特別背任)容疑で逮捕したと発表した。
発表によると、両容疑者は家庭教師の派遣サービスを行う会社に勤めていた2018年1月4日頃~同8月15日頃、顧客らに対し、両容疑者の振替口座に11回にわたり計42万1242円を振り込ませ、同社に財産上の損害を与えた疑い。
県警などによると、両容疑者は当時、松本市と新潟市でそれぞれ支店長を務め、甲信越地方の顧客約10人に対し、両容疑者の口座に家庭教師の追加指導料を振り込ませたという。県警は認否を明らかにしていない。
関係者によると、両容疑者がかつて勤めていたのは家庭教師の派遣サービスを全国展開する「ライフブリッヂ」(東京)。内部調査で不正が発覚したことから、同社が9月に刑事告発した。同社担当者は取材に対し、「社内の体制を見直し、同様の事案が二度と起こらないようにする」とした。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。