「酒を飲んでトラブルに」一緒に出稼ぎ上京した男性を監禁疑い暴行で意識不明か北九州まで約800キロ

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都内のアパートで北九州市から共に出稼ぎで上京していた男性を車に監禁したとして、49歳の男が逮捕されました。男は男性に暴行を加えて意識不明の状態に陥らせ、東京から北九州市までおよそ800キロを車で連れまわしたとみられています。
建設作業員の渡辺正人容疑者(49)は今月15日の午前8時半すぎ、東京・武蔵村山市の建設作業員向けアパートの駐車場で、北九州市から共に出稼ぎで上京していた同居人の男性(40)を自分のワンボックスカーのトランクに押し込み、監禁した疑いがもたれています。
警視庁によりますと、渡辺容疑者は犯行前に男性に暴行を加えて首の骨の一部を折るなど重傷を負わせ意識不明の状態に陥らせたとみられ、北九州市まで車でおよそ800キロ連れまわし男性のアパートに到着後、部屋の床に放置したうえ、さらに逃走したということです。
東京のアパートの別の同居人が犯行前日に暴行の音を聞きその後、男性がいないことを不審に感じたため、会社の上司と16日の午後6時半ごろ警視庁東大和署に相談に訪れ事件が発覚しました。その後、17日の午後4時ごろ防犯カメラなどの捜査で警視庁の捜査員が渡辺容疑者の車を大分県別府市のコインパーキングで発見し、午後5時半ごろ車に戻ってきたところで身柄を確保したということです。
渡辺容疑者が捜査員に対し「男性を北九州市のアパートに放置した」と話したため捜査員がアパートに急行し、倒れている男性を発見したことです。
取り調べに対し渡辺容疑者は「東京のアパートの部屋で一緒に酒を飲んだ際にトラブルになり頭などに殴る蹴るの暴行を加えた」と容疑を認めているということです。
警視庁は渡辺容疑者の逃走経路などを詳しく調べると共に、傷害容疑も視野に捜査しています。

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