「遺体を遠くの場所に捨て焼くのだろうと思っていた」栃木・那須町の焼損遺体事件で逮捕の男が供述

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栃木県那須町で男女2人の遺体が見つかり、25歳の男が逮捕された事件。男が取り調べに対し、「遺体を遠くの場所に捨て、焼くのだろうと思っていた」などと供述していることが新たにわかりました。
栃木県那須町の河川敷で宝島龍太郎さん(55)と妻とみられる遺体が見つかって、きょうで1週間。
2人の遺体に火をつけて損壊したとして、おととい逮捕された平山綾拳容疑者(25)の新たな供述が分かりました。
平山容疑者「遺体の処分のためにガソリンを買った。遺体を遠くの場所に捨て、焼くのだろうと思っていた」
押収された平山容疑者名義の黒い乗用車のトランクと後部座席からは血痕が見つかっていましたが、DNA型鑑定の結果、妻とみられる女性の遺体と一致したことが新たにわかりました。また、車の中に置かれたバッグから、連絡が取れていない宝島さんの妻の運転免許証が見つかったということです。
事件の前日、宝島さんと、妻とみられる女性は東京・上野から知人の男性がレンタルしたワンボックスカーに乗って東京・東品川まで移動したことがわかっていますが、そのいきさつについてこの知人男性は…
宝島さんの知人男性「『新しく出店するために物件を見に行きたいから迎えに来てくれ』と言われた。午後9時ごろに上野に行った」
一方、平山容疑者の足取りもわかってきました。
警視庁は事件の前日の午後9時半ごろ、平山容疑者が押収された黒い乗用車で、都内のコンビニエンスストアに居たことを確認。しかし、午後11時半ごろに車が出発してからは平山容疑者の姿はなく、別の複数の人物が乗って那須町に向かっていたことがわかりました。
平山容疑者「栃木には行っていない」
乗用車が栃木に向かっていた時間帯、平山容疑者が都内の飲食店にいたことが防犯カメラの捜査で裏付けられたといいます。
平山容疑者「遺体を遠くの場所に捨て、焼くのだろうと思っていた。誰も来られないような所がいいのではと思った」
こう、事件への関与を認めているという平山容疑者。
警視庁は複数の人物が事件に関与したとみて、全容解明を進めています。

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