1年で5人退職、しかも「最長半年、最速2週間」という短さ。なぜ続かないのか?

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退職者の多い職場にはそれなりの理由がある。北海道に住む50代後半の女性(医療・福祉・介護/年収650万円)は、
「入職した病院は隣に事務があるのですが、この1年で立て続けに5人も辞めました」
と語る。
状況はひどく、「最長半年、最速2週間」というありさまだ。なぜこんなにも退職者が多いのだろうか。(文:真鍋リイサ)

「病院の規模の割に事務員の数が多いけど電算化されておらず支払も現金、レジも手打、問診票も手書きとアナログでいつも残業しています」
加えて、人間環境も良いとは言えないようだ。高校卒業後から30年以上勤務しているという先輩女性が職場を仕切っており、「院長ですら注意出来ません」と訴える。残業続きで人間関係も複雑となると、働きづらさから辞めてしまうのも納得だろう。
東京都に住む40代後半の女性(事務・管理/年収300万円)は、
「20人ちょっとの会社ですが、3年くらいで(退職者が)3人でています」
と明かす。約1年に1人のペースで辞めている状況だが、原因は上司のパワハラにあるという。
「パワハラに対して厳しくなった今もなお社長や部長からの必要以上の叱責があります。中には理不尽に感情のままぶつけられてしまいます」「ワンマン経営の社長に対しては誰も何も言えません」
なんと経営者である社長本人もパワハラを行っているというから驚きだ。そんな会社では誰もが働きたくないだろう。

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