北海道・別海町で24日早朝、太陽の変形・グリーンフラッシュ・黒点の伸びという3つの奇跡が観測された。太陽活動の活発化により、これらの珍しい現象が同時に起こったが、国立天文台は「極めて珍しい現象」だとしている。
東の空。水平線から顔を出し始めた朝日。昇るにつれ、形がゆがんでいく。
24日の午前5時過ぎ、北海道東部の別海町で、3つの奇跡が同時に起こった。
1つ目は「変形太陽」。まるで鏡餅のように膨らんでいく。
そして2つ目は、緑色に光る「グリーンフラッシュ」と呼ばれる現象。冷たい空気と暖かい空気が入り混じり、光が屈折して起きたとみられる。
さらに3つ目の奇跡は、太陽の中で縦に伸びる黒い“筋”。黒点だ。
現在、太陽活動は活発な状態。
太陽が変形したことで、黒点がゆがんで見えたのだ。
国立天文台は、「天体と天気の条件が重ならないと見ることができない極めて珍しい現象」だとしている。(「イット!」 3月26日放送より)