公園の“意地悪ベンチ”が物議 排除アートか苦肉の策か…担当者「住民から騒音苦情」

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東京・新宿区の公園に設置された“あるベンチ”が物議をかもしています。
賛否が分かれているのは、公園内にあるベンチです。背もたれはありませんし、座る面がアーチ状になっています。一風変わった形状のこちらのベンチが、SNSで注目を集めています。
ホームレスの人などが横になれないように、あえて居心地の悪いデザインにしているのではないかと批判の声が出ているのです。
ホームレスの人への支援活動をしている団体、自立生活サポートセンター・もやいは「このようなベンチを設置することが、ホームレスの人への排除的メッセージになったり、圧力になることを懸念しています」
また、この形状で座ったら、高齢者や幼い子どもなどが、誤ってひっくり返ってしまうのではないかという不安の声も投稿されています。
長居しにくいデザインで、“排除アート”とも呼ばれるこのようなベンチは、新宿だけでなく様々な自治体に広がっています。
一体なぜ、このようなデザインにしたのでしょうか。区の担当者は、次のように説明します。
騒音などへの近隣の人からの苦情を受け、区ではこの公園のルールを定めて、看板を設置しましたが改善されませんでした。そのため、苦肉の策として、長時間利用できないような形状のベンチを設置したといいます。
(「グッド!モーニング」2024年3月28日放送分より)

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