カスハラでラーメン店閉店 常連客への処分「罰金10万円」一日に数十回電話「殺すぞ」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

常連客の悪質なカスハラで閉店に追い込まれたラーメン店。2年間にわたって店を苦しめてきた客への処分は罰金10万円でした。
ラーメンに入っているのは「200本のつまようじ」です。コショウを丸々1本分入れ、さらに酢を丸ごと入れる姿も…。
迷惑行為が繰り返されていたのは、こちらのラーメン店が経営するお店です。数年前から繰り返されるカスハラに悩まされていたといいます。
以前、番組でも取り上げた茨城・水戸市のラーメン店で起きた迷惑行為。おととし3月に来店した男性客がつまようじを大量に投入しました。
同じ男性客が去年3月再び来店し、コショウや酢をすべて投入したうえで食べずに退店する行為も。
男性客は警察から厳重注意され、来店することはなくなりましたが、今度は別の嫌がらせが始まりました。
一日に数十回電話をかけてきて、出ると「殺すぞ」などと脅迫や暴言を浴びせられたといいます。
従業員の安全を考え、人気だった店舗を泣く泣く閉めることにしました。その後、警察に被害届を提出、男性は略式起訴されました。
裁判所が男性客に対して下した処分は…。
2年にわたって苦しめてきた男性客に言い渡されたのは「罰金10万円」でした。
裁判で認定されたのは電話で受けた脅迫行為のみ。専門家は、現状の法律やルールでは対応が難しいと話します。
社会問題化しているカスタマーハラスメント。東京都ではカスハラを防止する条例の制定に向け、検討部会を設置。全国初のカスハラ防止条例をめざします。
(「グッド!モーニング」2024年3月14日放送分より)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。