北海道の高校、入試問題で三重県立高校の問題から一部流用…担当教諭「良問だったためそのまま使ってしまった」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

北海道の札幌第一高校(札幌市豊平区)は6日、2月20日に実施した一般入試の理科で、三重県立高校の問題の一部を流用していたと発表した。
同校は流用について、著作権法上は問題ないものの不適切と判断し、問題を削除する措置を取った。
同校によると、流用があったのはアジサイの葉や茎の働きを扱った生物分野の大問。イラストや問題文が、昨年の三重県立高校のものと同じだった。翌21日に学習塾関係者から指摘があり、同校が確認したところ、他にもミスが見つかった。
このため、同校は理科の16点分について、全員満点扱いとした。合格ラインは変えず、約10人が追加で合格ラインを超えた。不利益を受けた受験生はいない。
理科の問題作成は教諭9人で行ったが、流用はこの大問を担当した教諭以外は知らなかった。同校の八木和彦校長は取材に対し、「(担当者は)参考になるものを探したところ、良問だったため、そのまま使ってしまった」と謝罪した。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。