ススキノ猟奇的事件、なぜ加担? 娘を「女王様」、関係性解明へ

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首が切断された男性の遺体が見つかった札幌市の繁華街ススキノのホテル=昨年7月
札幌・ススキノのホテルで男性を殺害したなどとして、田村瑠奈被告(30)ら親子3人が起訴された。猟奇的な事件の解明の舞台は公判に移る。両親が加担していった背景には娘との独特な関係が影響した構図が浮かぶ。
遺体発見は昨年7月2日午後3時ごろ。その後、1日午後11時前に別の人物が男性と一緒に入室し、2日午前2時ごろ退出したことが判明した。ホテル周辺の防犯カメラにはキャリーケースを引いて歩く姿が写っていた。札幌地検によると、中に切断された男性の頭部が入っていた。
北海道警は7月下旬、死体遺棄などの疑いで、入室した瑠奈被告と、父で精神科医の修被告(60)、母の浩子被告(61)を相次いで逮捕。頭部は3人の自宅浴室で見つかった。この約3週間に、瑠奈被告がさらに損壊する様子を修被告が撮影。その希望を取り次いだのは浩子被告だった。
瑠奈被告と男性とは昨年5月、ススキノにあったダンスクラブの閉店イベントで知り合い、トラブルになったとみられる。
捜査関係者によると、両親の間では瑠奈被告を「女王様」と呼ぶこともあったという。

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