神戸松蔭女子学院大が男女共学化へ、入学者が20年度からの3年で半減…中学・高校は女子校を継続

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神戸松蔭女子学院大(神戸市灘区)は1日、2025年4月から名称を「神戸松蔭大学」に変更し、男女共学化する予定と発表した。
同大学は1892年、英国人宣教師らが設立した「松蔭女学校」がルーツ。現在は文学部、人間科学部、教育学部の3学部と大学院(共学)があり、約1600人が在籍する。
少子化が進む中、入学者は2020年度の584人から23年度には243人へと半減。社会的に多様性が重視される傾向が強まったこともあり、女性に限定せずに受け入れることを決めたという。松蔭中学・高校は女子校を継続する。
共学化に合わせ、学科を一部再編し、25年4月から文学部英語学科は文学部グローバルコミュニケーション学科に、人間科学部都市生活学科は人間科学部人間科学科に名称を変更。人間科学部食物栄養学科は25年度から募集を停止する。
同大学は「多様性への認識を深めて自分と異なる『他』の存在を受容し、協働する社会づくりを目指したい」としている。

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