〈エッフェル広瀬議員・赤ベンツ不倫〉まさかの「おとがめナシ」「会見もナシ」地元岩手では大ブーイング「5分置きくらいにお電話を受けご批判などをいただきました」事務所が直撃に回答

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2月28日、「デイリー新潮」にカナダ人の有名サックス奏者との不倫を報じられた自民党・広瀬めぐみ議員(57)。2022年夏の参院選では小沢王国の岩手で30年ぶりに自民党から当選したとして期待されていたが、仏・パリ視察での「エッフェル姉さん」騒動に今回の不倫騒動ときて、もはや炎上議員として悪目立ちしている。広瀬議員の事務所を直撃した。

「岩手で私を支えて下さっている方々の信頼を損ない、ご迷惑をおかけしてしまったこと、家族の信頼を裏切り辛い思いをさせてしまったことを心から謝罪申し上げます」

カナダ人男性との不倫報道を受けて29日、広瀬議員は自身の公式サイトにコメントを掲載した。これまで永田町界隈でも広瀬議員の知名度は低かったというが、真っ赤なベンツで歌舞伎町の高級ラブホテルに乗りつけ、翌日国会に直行するとなど強烈な印象を植えつけてしまったようだ。政治部記者が語る。

広瀬議員(本人SNSより)

「昨年の7月下旬に自民党女性局が行ったフランス視察で、松川るい参議院議員(53)らがエッフェル塔の前で、塔の真似をしたポーズで撮った写真をSNSにあげたことに『税金を使って海外旅行か』と非難ごうごうでした。

この視察に参加していた広瀬議員も当時はSNSにフランス料理のフルコースをアップし非難を浴びていましたが、今まで“エッフェル姉さん”と広瀬議員を結びつける人はほとんどいませんでした。まだ参議院になって1年あまりですし、良くも悪くも目立たないという感じでしたが、今回の歌舞伎町ラブホ不倫で完全に不名誉な目立ち方をしています」

広瀬議員が謝罪のコメントを出した日は、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で政倫審に現職首相として岸田文雄首相が出席するなど、国民から自民党に対し厳しい視線が注がれている最中だった。永田町関係者が語る。

自民党本部

「週刊新潮の早刷りを見た党本部は広瀬議員を呼び出してヒアリングを行い、広瀬議員はきついお叱りを受けたようです。党は政倫審のタイミングでピリピリしていたこともあったでしょうね。

広瀬議員も落ち込んでしょげているそうですが、実質的にはおとがめなしといった形です。自民党内に不倫をしている議員は他にも多くいますし、強くは言えないというのもあるんでしょうね」

広瀬議員の謝罪は政倫審だけでなく、地元岩手が生んだスーパースター大谷翔平選手の結婚報道とも重なってしまった。大谷選手の出身地である奥州市に住む男性はこう語る。

「この辺は田舎だから町を挙げて大々的に大谷翔平のお祝いムードってわけではないんですが、個人個人ではそれはもううれしい出来事としてお祝いしています。直接的に関係はないですが、同じ岩手出身で結婚と真逆ともいえる不倫報道が同じタイミングでされるのはちょっとね……」

また、広瀬議員の参院選の選挙運動を手伝ったという盛岡市議の後藤百合子議員は、こう厳しく叱咤する。

「彼女自身のことは知っていますし、とても一生懸命に政治活動に取り組んでいる方だと思っています。正直に申しまして不倫については誰が誰を好きになろうとどうでもいいこと。ですが、参議院議員という公職についている方がとなると、社会的道義的な問題があるかと思います。ご自身の立場の重さを今一度考えてもらいたい」

広瀬議員について知る自民党関係者は今回の不倫報道に驚いたという。

「私は彼女の家族は一度しか見たことがありませんが、高校の同級生で弁護士の旦那さんとお子さん2人という円満なご家庭にしか見えませんでした。パリ視察のSNS騒動のときは報道を見ても何も思いませんでしたが、今回の不倫については驚きました」

さまざまな方面に波紋を広げている不倫騒動だが、自民党関係者によると「今のところ記者会見の予定はない」という。当の本人はどのように受け止めているのか。地元・岩手県にある広瀬めぐみ事務所の職員を直撃した。

広瀬議員(本人SNSより)

――今回の週刊新潮の不倫報道を受けて広瀬議員本人から何か連絡はありましたか?

「もちろんですが、当たり前のように本人から話は聞いております。本人は丁寧に有権者の皆様に対して謝罪を行い、今後も有権者のためにやっていきたいとの考えでおりました。なので協力してほしいといった趣旨のことを私どもに話をしておりますし、職員に対しても迷惑をかけたという話をしていました。

地元の応援してくださった有権者のみなさんから色々お話があるだろうけど、広瀬がこのように思っているということをお伝えできそうならお伝えしてお願いしたいと、そんな趣旨の話をされています」

広瀬議員が宿泊したラブホテル(撮影/集英社オンライン)

――不倫報道のことはいつ報告を受けていますか?

「webの記事が出る前に連絡を受けています。広瀬のほうは私たちに対しても迷惑をかけて申し訳ないということでしたし、広瀬も反省をしているとのことでした。今後については、私どもは地元なので東京での動きは把握してはおりませんが、今のところは地元に来て謝罪をという予定はまだ聞いておりません」
関係者によると「猛省している」という広瀬議員だが、本人の口から釈明はあるのだろうか。

――パリ視察の際の“エッフェル姉さん”のときはどうでしたか?

「もちろん申し訳ないということでした。あの時は広瀬がみなさんとすぐお会いする機会もありましたので、支援者や有権者のみなさんに色々とお話をさせていただいておりました」

――職員のかたは不倫をしているのは知らなかったんですか?

「もちろんまったく知りませんでした」

広瀬議員(本人SNSより)

――実際に有権者の方たちからガッカリしたというような声はありましたか?

「正直に申し上げますと物凄い数のお声をいただいております。5分置きくらいにお電話を受け、ご批判などをいただきました」

――こういった際には辛辣な意見も多いかと思いますが『議員をもうやめろ』みたいなお声はありましたか?

「厳しいご意見が主ではありますが、大変ありがたいことに職員に対してねぎらいの言葉をかけてくれた上で、広瀬に対して叱咤激励をしてくれるお声もありました。こういった声は取りまとめて広瀬本人にも伝えております。

広瀬本人も反省しておりますし、ご支援いただいているみなさんもそうですし、岩手県から選出されているわけですからご支援いただいてないみなさんにも丁寧に対応して、真摯に向き合いご理解いただけるまで、ご理解いただけたのちも本人は取り組んでいくつもりでおりますので」

火遊びの代償は計り知れない。

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