“巨額詐欺”海外逃亡男「確保の瞬間」 偽名使い4年の逃亡生活…「何もしていない。家にいた」

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少なくとも133億円を不正に集めたとされる会社の副社長を務めていた男を、詐欺の疑いで警察が行方を追っていましたが…22日、その姿はインドネシアの入管施設に。偽名を使い、ブルガリアやタイなどを転々としていたという男。4年に及ぶ逃亡生活とは、どのようなものだったのでしょうか。 ◇(先月31日 インドネシア・ブラン島付近)「携帯どこ? 後で見つかったら大変だよ」「わかった? 私たち警察ですよ」

インドネシアの密航船の上で撮影された映像に収められていたのは、サングラスをかけた日本人の男。巨額投資詐欺事件の“首謀者”とされる「西山ファーム」元副社長、山崎裕輔容疑者(43)です。国際手配されていた男の“確保の瞬間”――。22日、その山崎容疑者がカメラの前に姿を現し、メディアの質問に答えました。――西山ファームの元代表取締役の山崎裕輔さんでよろしいでしょうか?「西山ファーム」元副社長 山崎裕輔容疑者(43)「はい」――インドネシアでは、どのような生活を送っていましたか?「西山ファーム」元副社長 山崎裕輔容疑者(43)「何もしていない。家にいました」 ◇山崎容疑者が副社長をつとめた「西山ファーム」は、ウソの投資話で、愛知県を中心に、少なくとも930人から133億円を不正に集めたとされ、愛知県警は、山崎容疑者に逮捕状を取って行方を追っていました。逃亡前に撮影された写真と比べると、肩に掛かるほど髪の毛が伸びています。逃亡生活は“4年間”にもおよび、ブルガリアやタイなどに潜伏。3年前にインドネシアに入り、首都ジャカルタやカリマンタン島など、複数の地域を転々としていたということです。――インドネシア語、覚えられました?「西山ファーム」元副社長 山崎裕輔容疑者(43)「全然、全然」 ◇インドネシア入管当局(21日)「外国人監視チームのおかげで、日本の指名手配者を逮捕できた」――彼は、なぜ逮捕されたのですか?インドネシア入管当局(21日)「日本で詐欺をしたからです。リアウ諸島のブラン島で逮捕した」山崎容疑者が確保されたのは、インドネシア・ブラン島の沖です。不法就労者とともに、マレーシアに木造の船で、違法に渡ろうとしていたところを発見されました。その際、山崎容疑者は「ハタナカ・ハジメ」と、偽名を名乗っていたということです。また、首都ジャカルタで潜伏中は「フクダ」という偽名を使い、投資家として“一時滞在許可証”を持っていたということがわかりました。現地当局に対して、山崎容疑者は…山崎容疑者「日本では、たくさんの金を借りた」「友人の手を借りて、インドネシアに入った」押収品からは、金の貸し借りについての書類が見つかったということです。すでに、「西山ファーム」の元幹部らが相次いで逮捕・起訴されている、この巨額投資詐欺事件。首謀者の山崎容疑者の身柄は、今後、日本へ強制送還される見通しです。(2月22日放送『news zero』より)
少なくとも133億円を不正に集めたとされる会社の副社長を務めていた男を、詐欺の疑いで警察が行方を追っていましたが…22日、その姿はインドネシアの入管施設に。偽名を使い、ブルガリアやタイなどを転々としていたという男。4年に及ぶ逃亡生活とは、どのようなものだったのでしょうか。

(先月31日 インドネシア・ブラン島付近)「携帯どこ? 後で見つかったら大変だよ」「わかった? 私たち警察ですよ」
インドネシアの密航船の上で撮影された映像に収められていたのは、サングラスをかけた日本人の男。巨額投資詐欺事件の“首謀者”とされる「西山ファーム」元副社長、山崎裕輔容疑者(43)です。
国際手配されていた男の“確保の瞬間”――。

22日、その山崎容疑者がカメラの前に姿を現し、メディアの質問に答えました。
――西山ファームの元代表取締役の山崎裕輔さんでよろしいでしょうか?
「西山ファーム」元副社長 山崎裕輔容疑者(43)「はい」
――インドネシアでは、どのような生活を送っていましたか?
「西山ファーム」元副社長 山崎裕輔容疑者(43)「何もしていない。家にいました」

山崎容疑者が副社長をつとめた「西山ファーム」は、ウソの投資話で、愛知県を中心に、少なくとも930人から133億円を不正に集めたとされ、愛知県警は、山崎容疑者に逮捕状を取って行方を追っていました。
逃亡前に撮影された写真と比べると、肩に掛かるほど髪の毛が伸びています。
逃亡生活は“4年間”にもおよび、ブルガリアやタイなどに潜伏。3年前にインドネシアに入り、首都ジャカルタやカリマンタン島など、複数の地域を転々としていたということです。
――インドネシア語、覚えられました?
「西山ファーム」元副社長 山崎裕輔容疑者(43)「全然、全然」

インドネシア入管当局(21日)「外国人監視チームのおかげで、日本の指名手配者を逮捕できた」
――彼は、なぜ逮捕されたのですか?
インドネシア入管当局(21日)「日本で詐欺をしたからです。リアウ諸島のブラン島で逮捕した」
山崎容疑者が確保されたのは、インドネシア・ブラン島の沖です。不法就労者とともに、マレーシアに木造の船で、違法に渡ろうとしていたところを発見されました。
その際、山崎容疑者は「ハタナカ・ハジメ」と、偽名を名乗っていたということです。また、首都ジャカルタで潜伏中は「フクダ」という偽名を使い、投資家として“一時滞在許可証”を持っていたということがわかりました。
現地当局に対して、山崎容疑者は…
山崎容疑者「日本では、たくさんの金を借りた」「友人の手を借りて、インドネシアに入った」
押収品からは、金の貸し借りについての書類が見つかったということです。
すでに、「西山ファーム」の元幹部らが相次いで逮捕・起訴されている、この巨額投資詐欺事件。首謀者の山崎容疑者の身柄は、今後、日本へ強制送還される見通しです。

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