イタリアンファミレス「サイゼリヤ」の隠れた名物「イカスミパスタ」に異変?その変貌ぶりに驚きの声が上がっている。
メニュー改定で21日から提供され始めた、たくさんのイカがのった「イカスミパスタ」。
このパスタ、20日まで販売されていたものから大きく変化している。
比較した写真を見ると、イカの身も見えづらいほど真っ黒だったソースが、パスタの色が透けて見えるほど薄いセピア風カラーに一新。パスタソースそのものが変更された。
人気メニューのあまりの変わりようにネット上は騒然、「あの黒さが好きだったのに…」、「イカスミパスタが薄墨パスタになってる!」などの投稿が見られた。
メニュー改定後の21日、店舗を訪れてみると、すでに入り口のメニューからも“黒のパスタ”が消えてしまっていた。
訪れた人「なんか焼きそばみたいです」、「だいぶ変わっちゃった」
ソースの色は、なぜ薄くなってしまったのか。その理由は、イカスミパスタならではのお悩みにあった。
歯や口の周りが真っ黒になってしまうという悩み。
改定前のパスタを食べたという子どもの写真では、ひげを生やしたように口周りが真っ黒になり、額にまでソースがついてしまっている。
サイゼリヤはソースを変えた目的について、「イカスミパスタ自体を口周りが汚れにくいセピア色にして、より食べやすくすること」、「利用シーンを増やすこと」だとしている。
実際、子育て世代からは「子どもが食べるには、ありがたい改良です」という声が聞かれた。訪れた人も「うれしい、うれしい!」、「やっぱり歯につきにくい。一番いいと思います」と話した。
とはいえ、一番気になるのは、そのお味。新バージョンを食べた人に感想を聞いた。
新バージョンを食べた人「変わらぬおいしさです。すごい改良されてるのかと思って、昼からも仕事がんばれるなって」
さらに、口につきにくいと聞いて、初めてのイカスミパスタに挑戦した女性は「おいしかったです! あまり(口に)つかなかった気がします。(Q. 今は歯がおきれいですね?)おきれいですか、よかったです」と話した。
黒からセピアへ、色の変化で食べることへの抵抗感も薄まっていくのだろうか。