事件直前に父親が“非行”相談 逮捕の長男は2年前「父に叩かれた」 マンションで夫婦遺体

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神奈川・相模原市のマンションで夫婦の遺体が見つかり15歳の長男が逮捕された事件で、父親が事件直前に長男の“非行”について児童相談所へ相談していたことがわかりました。一方、2年前には、長男が「父親から叩かれた」などと話していたこともわかりました。 ◇父親を殺害したとしてすでに逮捕されている高校1年生の長男。同級生は、学校では目立つタイプではなかったと話します。逮捕された長男の中学時代の同級生「暗いというわけではなかったみたいなんですけど、そんなに目立つタイプではなく、特に問題行動を起こすような子でもなかったと思います」

今月13日、相模原市のマンションで50代の夫婦が遺体で見つかり、父親を殺害したとして15歳の長男が逮捕された事件。同じマンションの住人は家族の様子について、「2人(父親と長男)で買い物に行ったりとか、小学校(の頃)とかすごく仲良かった」と語っていました。仲が良いとの声がある一方、父親も、長男も、お互いの関係に悩んでいた様子が児童相談所への取材で新たにわかりました。児童相談所によると2022年8月、警察から当時中学3年生だった長男が「4~5年前に父から叩かれたことがある」と話していると連絡があったといいます。それを受け、児童相談所は両親との面談や学校などへの聞き取りを実施。去年3月、母親にその後の状況を聞くと、父親と長男は良好な関係を築けていると話し、支援を停止しました。しかし今月、今度は父親から電話があり、「長男が非行傾向になっていて、本人との関わり方を相談したい」と話があったということです。児童相談所は今月8日に両親と息子の3人と面談。今月14日から開く会議で支援の方針を決め、両親も長男も落ち着いた様子だったことなどから、再度連絡すると伝えたといいます。事件が発覚したのはその前日、13日の夜でした。父親殺害の容疑で逮捕された長男は調べに対し、「父親との関係性が原因で殺した」と供述しているといいます。亡くなった両親には複数の刺し傷があり、司法解剖の結果、死因は失血死だったことも新たにわかりました。警察は長男に強い殺意があったとみて調べています。また、母親の死亡についても長男が関与しているとみて捜査しています。
神奈川・相模原市のマンションで夫婦の遺体が見つかり15歳の長男が逮捕された事件で、父親が事件直前に長男の“非行”について児童相談所へ相談していたことがわかりました。一方、2年前には、長男が「父親から叩かれた」などと話していたこともわかりました。

父親を殺害したとしてすでに逮捕されている高校1年生の長男。同級生は、学校では目立つタイプではなかったと話します。
逮捕された長男の中学時代の同級生「暗いというわけではなかったみたいなんですけど、そんなに目立つタイプではなく、特に問題行動を起こすような子でもなかったと思います」
今月13日、相模原市のマンションで50代の夫婦が遺体で見つかり、父親を殺害したとして15歳の長男が逮捕された事件。
同じマンションの住人は家族の様子について、「2人(父親と長男)で買い物に行ったりとか、小学校(の頃)とかすごく仲良かった」と語っていました。
仲が良いとの声がある一方、父親も、長男も、お互いの関係に悩んでいた様子が児童相談所への取材で新たにわかりました。
児童相談所によると2022年8月、警察から当時中学3年生だった長男が「4~5年前に父から叩かれたことがある」と話していると連絡があったといいます。
それを受け、児童相談所は両親との面談や学校などへの聞き取りを実施。
去年3月、母親にその後の状況を聞くと、父親と長男は良好な関係を築けていると話し、支援を停止しました。
しかし今月、今度は父親から電話があり、「長男が非行傾向になっていて、本人との関わり方を相談したい」と話があったということです。
児童相談所は今月8日に両親と息子の3人と面談。今月14日から開く会議で支援の方針を決め、両親も長男も落ち着いた様子だったことなどから、再度連絡すると伝えたといいます。
事件が発覚したのはその前日、13日の夜でした。
父親殺害の容疑で逮捕された長男は調べに対し、「父親との関係性が原因で殺した」と供述しているといいます。
亡くなった両親には複数の刺し傷があり、司法解剖の結果、死因は失血死だったことも新たにわかりました。

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