アドベンチャーワールド（和歌山県・白浜町）は5日、能登半島地震で被災した「のとじま臨海公園水族館」（石川県七尾市）から一時避難したイルカのうち1頭、オスの「グリム」が死んだと発表した。
【写真】アドベンチャーワールドが「のとじま臨海公園水族館」から受け入れたイルカ5頭
のとじま臨海公園水族館のカマイルカ12頭のうち5頭を、2月1日から受け入れていた。アドベンチャーワールドは「2月1日（木）石川県『のとじま臨海公園水族館』より、被災による一時避難として受け入れたカマイルカ1頭（推定28歳）について、2月5日（月）の朝、残念ながら死亡を確認しました」と報告。
経緯について「受け入れ前から食欲不振が見られ、高齢ということもあり、のとじま臨海公園水族館様と情報を共有しながら、注意深く健康管理を続けてまいりました。2月4日（日）血液検査で腎臓と肝臓の数値の悪化を確認し、点滴などの処置を行うなどして、最善を尽くしましたが残念ながら2月5日（月）の朝、死亡を確認しました」と説明した。
そして「スタッフ一同、安らかな旅立ちをお見送りしたいと思います。見守ってくださったゲストの皆さまには、深く感謝申し上げます。動物たちとともに未来のSmile（しあわせ）を創造するために今後も取り組んでまいります」としのんだ。