民間の高収入を蹴って秋篠宮家の最側近に就任した「暴力団壊滅の司令塔」 悠仁さまの進路相談も職務のうちか

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政府は1月30日の閣議で、秋篠宮家を側近として支える「皇嗣職大夫」に、元警視総監の吉田尚正氏(63)が就任することを決めた。発令は2月1日付。秋篠宮家には公務が集中する他、皇位継承順位の1位と2位の秋篠宮さまと悠仁さまを抱えており、吉田氏の仕事の重要性は言うまでもない。 重責を担うことになった吉田氏の経歴を振り返るとともに、秋篠宮の懸案や課題についておさらいしておこう。
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これまで皇嗣職大夫として秋篠宮家に仕えてきた加地隆治氏(71)は、吉田氏と交代で宮内庁御用掛となる。
「加地氏は警察キャリア出身で、宮内庁の総務課長や皇宮警察本部長を歴任しました。宮家担当の宮務主管から2019年に初代の皇嗣職大夫となり、令和への代替わりや小室眞子さんと圭さんとの結婚、秋篠宮邸の改修などのプロジェクトに携わりました」
と、担当記者。
「眞子さんの結婚や秋篠宮邸の改修問題をめぐっては、その対応に苦慮する場面も多く見られました。警察庁の後輩である西村泰彦長官が加地氏の対応に苦言を呈するようなスタンスを見せれば、加地氏がそれに負けまいと応酬するなどし、“警察の先輩・後輩同士の口げんか”とクローズアップされる局面もありました」(同)
「加地氏は眞子さんの結婚や秋篠宮邸の改修問題への対応に追われる中で、かなり疲弊しているように見受けられました。2023年7月に吉田氏が秋篠宮家担当の宮内庁御用掛に就任した頃から、加地氏の交代は既定路線とされてきました。実際、70歳を迎えて本人から退任の申し出があったということでしたね。警察キャリアとしては出世という意味ではそこまでではなかった加地氏でしたが、宮内庁では責任あるポストを務めあげたという声もありますね」(同)
一方の吉田氏の経歴を紹介しておこう。警察庁入庁は1983年。警視庁公安部公安総務課長、首相秘書官、警視庁刑事部長、福岡県警本部長、警察庁刑事局長、そして警視総監を歴任して退官。そして2022年7月から秋篠宮家担当の宮内庁御用掛を務めていた。
「福岡県警本部長時代には全国で唯一の特定危険指定暴力団・工藤會壊滅作戦の司令塔となりました」
と、社会部デスク。
「警察庁長官の可能性もありましたが、人事権を握っていた当時の長官で現在の官房副長官である栗生俊一氏の評価は今ひとつだったようで、栗生氏は吉田氏と同期の松本光弘氏に長官のバトンを繋ぎました。吉田氏は退官後、トヨタなど民間企業で顧問を務めてきましたが、どこかで宮仕えについて“不完全燃焼感”があったのかもしれません」(同)
宮内庁御用掛への就任は周囲を驚かせた。
「トヨタは報酬も高いですし、他にも顧問先を抱えれば年収的には結構なレベルになるわけですが、あまりそういった点に関心が高くなかったようですね。宮内庁入り当初から皇嗣職大夫への就任含みとされていました。同じ警視総監経験者の西村長官が声をかけたのでしょう。皇嗣職大夫就任までのいわばアイドリングタイムで秋篠宮家との関係を深め、いよいよ今回、機は熟したということなのでしょう」(同)
秋篠宮家は今後も佳子さまの結婚や悠仁さまの進路など、様々な課題があり、そういった相談にも乗っているなどと取り沙汰されているようだが……。
「そうですね。秋篠宮家から頼りにされていると聞いたことがあります。今後、10年単位で秋篠宮家を見守る立場になる可能性もありそうですね」(同)
デイリー新潮編集部

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