東京の夏の風物詩である「隅田川花火大会」が2025年7月10日にXで、熱中症対策を万全に行ってから来場するように注意を呼びかけた。この投稿では、「ゆっくり座って観覧できる場所はありません」などと説明している。開催2週間以上前に出された踏み込んだ内容に、SNSでは、「公式がここまで発するとは」といった驚く声が寄せられている。
25年の第48回隅田川花火大会は、7月26日19時から開催する予定だ。例年、多くの来場者で大混雑するため、公式サイトの注意事項では、歩きながら花火を観覧するように要望している。また、歩行者の一方通行規制なども行っているという。
隅田川花火大会は7月9日、公式サイトで注意喚起を行った。「隅田川花火大会は市街地で開催するため、道路上を歩きながら観覧いただきます。ゆっくり座って観覧できる場所はありません」「当日は大変な暑さに加え、浴衣の着用や飲酒も重なり、体調不良となる方が多く発生します。あらかじめご自身にて飲料や冷却グッズをご準備ください」などと伝えている。
また翌10日には、公式Xアカウントでも、日本語や英語、中国語などの複数の言語で注意喚起を投稿した。
この投稿では、「隅田川花火大会では、ゆっくり座って観覧できる場所はありません。大勢の人が訪れ移動にも時間がかかります。休憩も困難です。店舗やトイレも混雑しています。そのため、体調不良になる方が多く発生しています」と、会場の状況を説明している。
最後に、「楽しくご観覧いただくため、熱中症対策を万全にしてお越しください」と呼びかけている。
この投稿の内容に対し、SNS上では驚く声も寄せられた。「公式がこれ言っちゃうの凄いなと思うけど、でも確かに事実」「広報の方のご苦労が忍ばれます」「公式がここまで発するとは」などの声が上がっている。