《常連客が語る炎上それから》南麻布「鮨よし田」の大将、港区女子の出演動画に「反論」も法的措置は考えず

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客単価5万円はくだらない港区・南麻布の高級寿司店「鮨よし田」を舞台にしたトラブル。“大将に殴られかけた”と主張する客のA子さんは1月30日、有名YouTuberの生配信に登場し、あらためて騒動を振り返った。
【写真】「大将に殴られかけた」と主張する客のA子さん。他、A子さんが投稿したトラブルの最中をとらえた写真など
配信の中で、A子さんは「(トラブルを)拡散してしまったのは浅はかだった」と反省を述べ、大将に謝罪する場を設けようとしたことを明かした。しかし1人で大将を訪ねるのは恐ろしく、他の人物にも同席してもらう予定だったが、間に立ってくれた大将の知人を介して、大将から「謝るなら1人で来るのが筋ではないか」と指摘されてしまい、謝罪できないままでいると語った。
当該配信は135万再生を超え(2月2日現在)、一連の騒動に再び注目が集まる結果となった。しかし、「鮨よし田」の常連だという男性客は、「大将が『(動画は)嘘ばかり』とこぼしていました」と証言する。
「騒動後、人づてにでもA子さんとは一切やり取りしていないそうです。また、A子さんは配信で『動画は撮っていない』と断言していましたが、大将側は『動画も撮っていた』と話しています」(「鮨よし田」の常連、以下同)
良くも悪くも話題の店ということで、騒動後は大勢のインフルエンサーが来店し、店は予約でいっぱいだという。
「ただ、ほとんどが野次馬感覚の新規客らしく、また来店してくれるかはわかりません。そのせいで常連たちが気軽に店に来られなくなってしまい、大将は複雑な思いを抱いている様子です。会員制の店にするという選択肢もありますが、外国からのお客さんも多いので、一見さんお断りというのは難しいようです。
迷惑電話がひっきりなしにかかってくるせいで、予約は原則インターネットからの受付になりました。店の営業にも差し障りが出ているそうです」
A子さんの投稿により、大将の顔写真は広く拡散され、店のGoogleマップ上のクチコミも一時大荒れとなった。NEWSポストセブン取材班が取材した際、大将は「弁護士さんと話しているので……」と答えていたが、裁判沙汰にする気はないようだ。
「防犯カメラの映像もありますし、『裁判ではっきりさせたほうがいいんじゃないか』と勧める人はいます。しかし、裁判を起こすとなると、トラブルの現場にいた他のお客さんも事情を聞かれることになるでしょうし、どうしても大事になってしまう。裁判沙汰にするのでなく、大将は、“しっかり店のことを頑張っていれば理解してもらえるだろう”というスタンスのようです。
大物YouTuberたちから動画出演の依頼もいろいろあったそうですが、反論しても火に油を注ぐだけなので、取り合う気はないようです」
いまだ注目度の高い騒動だが、大将は炎上からいち抜けて、目の前の客に向き合う道を選んだようだ。

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