「薬とアルコールの同時摂取で覚えていない」…ゲストハウスで女性10人性的暴行「法廷での戦慄証言」

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「繰り返し黒い影が現れ命令を受けた。実行しなければ殺されると思った」
「薬とアルコールを同時に摂取したので覚えていません」
2月1日に岡山地裁で行われた初公判で、男は意味不明な証言をし無罪を訴えた。
自身が経営するゲストハウスで、女性客10人に睡眠薬などを飲ませ性的暴行を加えたとされる武内俊晴被告(49)。犯行は’19年8月から’22年6月におよび、準強制性交等などの罪に問われている。
「武内被告が経営していたのは岡山県里庄町の『Cafe&GuestHouse凸屋(とつや)』です。起訴状などによると、女性に睡眠作用のある薬を混ぜた酒を飲ませ、抵抗できない状態にし性的な暴行を働いたとされます。逮捕後の取り調べでも、武内被告は『被害者の名前を聞いても思いつかない』と話し容疑を否認していました」(全国紙司法担当記者)
『FRIDAYデジタル』は’22年10月12日配信の記事で、武内被告が起こしたわいせつ事件について詳しく報じている。再録し、犯行の戦慄手口と武内被告の驚きの言動を振り返りたい(内容は一部変更しています)――。
そのゲストハウスを訪れた30代の女性は、宿泊した2度とも長時間にわたり記憶がないという。しかし警察が押収した大量の画像や動画から、意識朦朧としていた女性が性的暴行を受けていた可能性が浮上。薬物を飲まされ、わいせつな行為をされた疑いがあるのだ。
’22年10月10日、岡山県警捜査1課は準強制性交と準強制わいせつの疑いで武内被告を逮捕した。京都府に住む30代の女性宿泊客Aさんに睡眠作用のある薬物を飲ませ、性的暴行を加えたとされる。警察の調べに対し、武内被告は「薬物を飲ませていません。行為は同意の上でした」と容疑を否認していたという。
「Aさんが1人で武内被告が経営する『凸屋』に泊まったのは、’20年7月と8月の2度。いずれも就寝前の記憶がほとんどないそうです。被害を受けた認識すらなかったとか。わいせつ行為をされた疑いがあるのはAさんだけではありません。武内被告は’19年8月にも、神奈川県から来た30代女性Bさんに薬物を飲ませ強姦。昨年9月に逮捕、起訴されました。犯行は、夜から翌日午前中にかけ何度も繰り返されたとか。
事件発覚後、県警には『被害にあったかもしれない』という情報が多数寄せられます。『やめてください』と拒否しても、薬の作用からか強く抵抗できなかったそうです。武内被告のパソコンや『凸屋』から押収した画像や動画から、Aさんへの容疑も明らかになりました」(全国紙社会部記者)
武内被告が『凸屋』をオープンしたのは、’10年代後半だ。20年ほど近く空き家だった古民家をリニューアル。1泊2食付きで約6000円、素泊まりなら3000円ほどとリーズナブルな料金設定だった。
「旅雑誌や旅行サイトで、たびたび紹介されていました。古民家をリフォームした茶室付きの建物や、山菜をメインにした鍋料理と炉端焼きが評判で高評価を獲得。全国から宿泊客が訪れていたそうです。
一方で近隣住民とのトラブルも絶えなかった。境界線をめぐり、近くに住む人たちとたびたび口論になっていたと聞いています。薬物混入のためか、女性客が嘔吐するなどの被害も以前からネット上で噂になっていました」(旅行サイト編集者)
「女性1人でも安心して過ごせる宿」と触れ込み、フェイスブックに風光明媚な画像を多数載せていた武内被告。その裏で犯行を企てていたようだ。法廷での証言からは反省の様子はうかがえない。

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