タクシー乗務員ら67人、時間外労働の未払い金など1・5億円求めて会社を提訴

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時間外労働の未払い金などが生じているとして、群馬県高崎市のタクシー会社「上信ハイヤー」の乗務員ら67人が30日、同社に対し、計1億4591万円の支払いを求めて東京地裁に提訴した。
訴状などによると、同社は2020年4月~23年3月、賃金規則通りに基本給を支払っていないほか、同社の賃金規則では、時間外労働や深夜労働の割増賃金が実質的に支払われない内容になっているとしている。同社は18年2月~22年6月、乗務員に対し、乗客から迎車回送料金を受け取らないようにと道路運送法に反する指示を出し、賃金を減少させたとしている。
提訴後、記者会見した原告代理人の指宿昭一弁護士は「乗務員らが安心して働ける環境を作っていくべきだ」と語った。同社は「訴状を見ておらず、回答できない」としている。

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