「自転車のタイヤがぶつかった」と因縁か…80代男性を足蹴り「高齢者暴行20代夫婦」呆れた犯行動機

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「謝れ!」
閑静な住宅街の路上に物騒な男女の声が響く。2人の前には大ケガをした高齢男性が苦しそうに横たわっていた。
1月20日、警視庁成城署は傷害の疑いで東京都世田谷区に住む会社員・松本大輝(22)と妻で無職・優希菜(23)の両容疑者を逮捕した。同区南烏山の路上で、80代の男性Aさんに転倒させるなどの暴行を加え重傷を負わせたという。調べに対し大輝容疑者は「間違いありません」と犯行を認め、優希菜容疑者は「おじいちゃんを暴行した覚えはありません。絶対にやっていません」などと否認しているとされる。
「事件は1月17日の夕方に起きました。松本夫婦が自転車を降りて信号待ちをしていたAさんに、こう因縁をつけたそうです。『自転車のタイヤがぶつかった』と。大輝容疑者はAさんの胸ぐらを掴んで投げ飛ばし。さらに足蹴りするなどの暴行を加えます。Aさんは左腕を骨折するなど、全治2ヵ月の重傷を負いました」(全国紙社会部記者)
通報を受けた警察は、現場周辺の防犯カメラの映像などから大輝容疑者らが事件に関与したと判断。逮捕にいたる。大輝容疑者には罪を犯した意識があったのか。本誌カメラマンが警察署からの移送の様子を撮影すると、まっすぐ前に向けていた顔をうつむかせた。
夫妻とAさんに面識はなかったという。なぜ大輝容疑者らはAさんに因縁をつけ犯行におよんだのだろうか。
「フジテレビの報道などによると、事件の直前にAさんが乗る自転車の車体と夫妻が軽く接触していたそうです。おそらく大輝容疑者らは、そのことを根に持っていたのでしょう。倒れたAさんに対し、何度も『謝れ!』と言っていたそうですから」(同前)
動機がなんであれ、高齢者に激しい暴行を加えるなど許されることではない。警察は事件の詳しい背景について調べている。

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