「大久保公園に立ち身体を売って払え!」…女性客に売春強要「歌舞伎町・有名ホスト」衝撃の犯行動機

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「オマエがちゃんと立っているか監視するからな」
ホストだった男は、こう女性を脅して売春を強いていたという。
警視庁保安課は1月24日、東京・新宿区歌舞伎町のホストクラブ従業員で住所不詳の加藤勝理容疑者(27)を強要の疑いで逮捕したと発表した。昨年5月から、当時22歳だった女性客に歌舞伎町の大久保公園周辺に立たせ売春目的の客待ち行為をさせたという。警察の調べに対し加藤容疑者は容疑を認めている。
「被害女性のAさんは、’21年の秋ごろから加藤容疑者が勤務していたホストクラブ『M』に通っていました。月に3回ほどのペースで『M』へ来店。『鬼灯諸刃』を名乗り歌舞伎町の有名ホストだった加藤容疑者を、毎回指名していたとか。
しかしAさんは仕事を辞めたため生活に困り、ホストクラブに行けなくなったそうです。一方でツケ払いの『売掛金』が21万円ほど残っていた。加藤容疑者はAさんに、しつこく支払いを求めていました」(全国紙社会部記者)
店から足が遠のいたAさんだが昨年5月に偶然、加藤容疑者と会ってしまう。
「加藤容疑者は『売掛金』を払うようAさんに再度迫ったそうです。『親の連絡先を教えろ!』と」(同前)
加藤容疑者は「売掛金」のために売春を強要し、こう脅したとされる。
「大久保公園に立ち身体を売って払え!」
「スマートフォンの(位置測定システム)GPSをオンにしておけよ。オマエがちゃんと立っているか監視するからな」
Aさんは昨年5月に数日間、大久保公園周辺に立ち売春。収入の6万円を加藤容疑者に渡し、残りの約15万円も工面して支払ったという。なぜ加藤容疑者はAさんを追い込んで、犯行におよんだのだろう。背景にはホストクラブ特有の驚きの事情がある。
「ホストは期限までに『売掛金』を回収できないと、店の幹部から叱責されるなど強烈なプレッシャーを受けるそうです。加藤容疑者もかなり焦っていたのでしょう。警察の取り調べに対し、次のような供述をしています。『回収できないと給料が減らされ生活が厳しかった』と。
ホストクラブに通う女性客にも、被害が拡大しています。Aさんのように巨額の『売掛金』を払えず、パパ活や売春に走る女性が多いんです。警視庁は昨年末、大久保公園周辺に立つ女性95人を売春防止法違反で逮捕しました。そのうち、半分近くがホストクラブなどの代金を稼ぐために客待ちをしていたといわれます」(同前)
警察は悪質な営業をするホストクラブの取り締まりに力を入れている。

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