麻生氏「そんなに美しい方とは言わんけど」、上川外相を称賛も

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自民党の麻生太郎副総裁は28日、福岡県内での講演で、上川(かみかわ)陽子外相(岸田派、衆院静岡1区)を「新しいスターが育ちつつある」と称賛した。上川氏は2023年9月の外相就任を機に「初の女性首相候補」として存在感を高めつつある。麻生氏の評価は上川氏にとって「ポスト岸田」への追い風となりそうだ。
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麻生氏は上川氏について「少なくともそんなに美しい方とは言わんけど」と容姿に言及しつつ、「堂々と話をして、英語ももちろんきちんと話し、自分で(外交上の面会)予約から何から、外交官の手を借りずにやる」と評価。「このおばさん、やるねえ」とも語った。外相就任直後の国連総会での仕事ぶりにも触れ「大したものだとつくづく思った」と持ち上げた。一方、上川氏のことを「上村(かみむら)」と2度呼び間違えた。
岸田文雄首相を支える麻生氏はかねて、「ポスト岸田」選びで茂木敏充幹事長を推す考えを示してきたが、岸田首相と茂木氏との間には隙間(すきま)風も指摘される。このタイミングでの麻生氏の発言は、党内に波紋を広げそうだ。【高橋祐貴】

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