福島のホテルで111人体調不良 食中毒の原因は「自慢の刺し身」

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正月以降、各地で食中毒が相次いでいます。宿泊客ら111人が体調不良を訴えている福島市のホテル。原因は「ホテル自慢の料理」でした。

地元の人

「びっくりですね、やっぱり」「(Q.料理はおいしかった?)おいしいってか、まあ、そうです」

原因とみられるのはホテルの“売り”とされていた刺し身でした。

福島市保健所によりますと、高湯温泉にある「花月ハイランドホテル」で刺し身を食べた5歳から91歳の男女111人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴えたといいます。提供された刺し身は両日ともヒラメ、マグロ、カンパチでした。

福島市保健所 食品衛生係 滝沢和央係長

「夕食で提供された刺し身が原因と断定したうえで、病因

当初、保健所が原因とみていたのは魚類に寄生する粘液胞子虫、クドア類。その一つの「クドア・セプテンプンクタータ」はヒラメに寄生します。しかし検査の結果、この寄生虫は検出はされず、それに近い種類のものではないかとみています。

福島市保健所 食品衛生係 滝沢和央係長

「他の原因ではなく、やはり寄生虫。クドア・セプテンプンクタータと似た『症状と潜伏時間』であると」

市は花月ハイランドホテルを11日のみ営業停止とし、再発防止のための衛生指導を行いました。

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