「帰省したくない」心の叫び。実家の両親と同居する義理姉からの地味な嫌がらせがキツい

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年末年始の帰省といえば、新幹線の大混雑や高速道路の大渋滞がSNSやニュースでも話題になる。せっかくの長期休暇にもかかわらず、逆に疲れてしまうことから“帰省したくない”なんて考える人も少なくないわけだが、3人の子育てに奮闘している東京都在住の長野あさみさん(35歳・仮名)もそのひとり。 義理の実家ならば、慣れない住環境でストレスを感じることも多いだろうが、彼女の場合は自分の実家に帰るのが憂鬱なのだとか。いったい、なぜか?
◆なぜか敵視してくる義理の姉 「実家まで車で2時間。そんなに遠くないし、じぃじとばぁばもすごく子供を可愛がってくれるのでありがたいんですけどね。ただ、二世帯住宅で同居している義理姉とあまり仲が良くないんですよ……」 あさみさんの兄の妻である義理姉は、あさみさんと同い年。なぜか兄や父母にはわからない地味なレベルであさみさんに嫌がらせしてくるようだ。 「みんながいる前ではとても優しいんですが、誰もいないところで嫌味っぽいことをいってくるんですよね」
◆お年玉の合計額で「うちは損してる」 そんな出来事がたくさんあるというが、たとえばお年玉の額。あさみさん家族は子供が3人いるが、義理姉たちの子供は1人。 「義理姉はうちの子にお年玉を3000円ずつくれるんですが、あっちは一人っ子なので1万円をわたしています。ただ、父母は孫たち全員に平等に1万円ずつ渡すのですが、彼女は『うちは子供が少ないから損してる』と小声でいうんです。そんなこといわれてもっていう」 とはいえ、実家に帰るのに交通費も時間もかかる。さらに毎年、義理姉からLINEで送られてくる希望のお土産もすべて買っているそうだ。 「義理姉はInstagramでバズった商品に目がないんです。家族のグループLINEに送ってきた場合は、誰かが『無理しなくていいよ』といってくれますが、最近は私に直でLINEしてくるので断れないんです」
◆リクエストのお土産代を払ってくれない 一箱5000円を超えるチョコや、店舗限定のマフィン、ときにはクリスマス限定のコスメまでも頼んでくるというからすごい。 「コロナ前ですが、予約不可の店舗で並ばなければ買えないクリスマスコフレを頼まれて買わされたこともあります。ベビーカーで並んで、なんとか買えましたが、1人1つしか買えず、自分のぶんを買えなかったのが悔しかったです」 リクエストのお土産には「あとで払うね!」と言っておきながら、1度も払ってくれた試しがないという。
「以前さすがに2万円近くになったときに請求したら『あ、ごめんね。払うね。でも、うちはいつも正月の食費とか請求してないけどね』と嫌味をいわれてしまい『じゃあいいです』と言ってしまって。義理姉は『まぁ、そりゃそうだよね』と笑っていました。
ただ、実際は正月のおせちとかメインの食費を出しているのはうちの両親なんですけどね……。それでも家族5人でお世話になっているので仕方がないとは思うんですけど、高額なお土産の中身まで指定されるとモヤモヤしますね」
◆「旦那の実家にいる方が落ち着きます(笑)」 しかし、なぜあさみさんはここまで義理姉にされても文句ひとつ言わないのだろうか? 「高齢の親と同居してもらっているからですね。それに私以外には優しいみたいですし。もしも私が揉めて、両親が冷たくされたら……って考えると、我慢するしかないかって」 「諦めています」といいつつも、正月の帰省時期になると憂鬱になってしまうという。 「ママ友と話していると、大体ビックリされます。普通は自分の実家でそんなに気を使わないよって。自分が産まれた家なんだから、もっと堂々とするべきだっていわれるんですが、難しいですね。私の場合、旦那の実家にいる方が落ち着きますもん(笑)」 今回も1万円のお年玉と義理姉から頼まれた珍味やスイーツ、高級だしのセットを3種類買って帰省する。この取材後、あさみさんはちょうど今からポチ袋を買いに行くという。「今年は嫌味ったらしく1万2000円入れてみようかな」と力なく笑っていた。 <取材・文/吉沢さりぃ>

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