カラオケ店で…包丁が骨まで 死亡の女性に“強い殺意” 2つの事件の関係は?

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カメラのフラッシュを浴びながら警察署を出る男。その表情を長い髪で隠すように、うつむきがちに歩いていく。
26日、愛知・名古屋市内のカラオケ店で起こった女性刺殺事件。
28日朝、送検されたのは、自称・風俗店店員の曽我春暉容疑者(25)。
このカラオケ店での事件に加え、曽我容疑者はもう1つ、自宅とみられるマンションで女性が死亡していた事件でも関与をほのめかしている。
「(曽我容疑者の性格は)ぱっと見、明るくていい人なんですけど、優しくて。ふとした瞬間に闇を感じる、目が笑っていない瞬間が多々あった印象」と語るのは、曽我容疑者と、マンションの一室で遺体で発見された長野汐里さん(30)の2人を知る人物。
2人はつきあっていたと話すが…。
曽我容疑者を知る人「2人がつきあい出してから、徐々にお互いが依存しあって“死ぬ死なない”みたいな話をしながらけんかしていた」
12月25日のクリスマスの夕方に、長野さんと2人でマンションに出入りする様子が防犯カメラに映っていたという曽我容疑者。
その翌日、名古屋駅近くのカラオケ店の店内で、長野さんとは別の20歳の女性を包丁で刺した。
この女性の死因は、心臓を刺されたことによる失血死で、腕には、抵抗した際にできたとみられる多数の傷があったことが新たに判明。
腕の傷は骨まで達するものもあり、曽我容疑者が強い殺意を持って執拗(しつよう)に女性を襲ったことがうかがえる。
警察は、曽我容疑者のくわしい動機の解明を急いでいる。

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