市役所前と役場に車突っ込む “自分がやった”50代男「東海村に恨みが…」 茨城

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6日、茨城県の日立市役所前のイベント会場に車が突っ込みました。その後、同じ男が運転したとみられる車が15キロほど離れた東海村役場に突っ込みました。警察が事情を聞いている50代の男は「東海村に恨みがあった」などと話していることが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。 ◇事故発生直後に撮影されたのは、ボンネットが開き、フロントガラスの一部が割れた車。止まっているのは、茨城・東海村役場の建物の中です。当時、役場にいた村議会議員が、2階からこの映像を撮影しました。

茨城・東海村 江田五六村議会議員「完全に自動車が庁内に入っています。村民が一番歩くところです。完全にすっぽり入っているので、出すのには時間がかかるかなと」6日午後、茨城県内の2か所の役所で発生した車の突っ込み。最初に発生したのは、日立市役所です。警察などによると午後1時ごろ、一部、屋根のない広場となっている場所に車は突っ込みました。発生から1時間後に撮影された写真では、警察や消防が集まったその近くには、なぎ倒されたのでしょうか、机やパイプいすが倒れ、地面にはあらゆる物が散乱しています。発生から2時間たっても、現場は騒然とした雰囲気。散らばったままの破片が、その衝撃の激しさを物語っていました。当時、市役所にいた人は――目撃者「ドカーン! 『キャー!』とか。訳のわからない状況」「物が倒れるバタバタバタという音がして、(車は)加速しながら走ってきた感じ。おそらく…40~50キロ。車止めがあるんですけど、おそらく車で押しのけて加速しながら、走ってきた感じ」発生当時、この広場ではイベントが行われていました。目撃者「障害者支援施設が店を出して物を売っていた。僕らはその参加者だった」行われていたのは、障害のある人が製作した作品などを販売するイベント。そこへ突如、車が突っ込んだのです。イベントの参加者や運営関係者あわせて3人がケガをしたといいます。目撃者「見た感じそんな血が出ている感じではなかった。やっぱり、ぐったりしていました」いずれも意識はあり、命に別条はないということです。日立市役所の担当者は「イベント実施中に車が1台進入し、出店のテント数はりをなぎ倒しながら、会場内を暴走した上、逃走した」と話しました。市役所の駐車場には、衝突されたような車も複数見られました。車はどのようにして突っ込んだのでしょうか。市によると、車は市役所前の道路から進入。広場をつっきったあと、駐車場に止まっていた車に衝突し、その後、Uターン。再び広場をつっきり、道路に出て逃走したといいます。捜査関係者によると、車を運転していたとみられるのは、50代の男。その様子について、目撃者に聞きました。目撃者「すごい落ち着いていた。何もあわてる感じもなく無表情」「わざとみたいな感じだと思う」――人を狙っている感じ?目撃者「ありましたね、わざわざ」その様子から、“人を狙っているようにも見えた”といいます。 ◇その後、逃走した運転手が向かったとみられるのが、日立市役所から15キロほど離れた東海村役場です。捜査関係者によると、運転手はこの間に市役所に突っ込んだ車を乗り捨て、別の車に乗り換えたとみられるといいます。そして、約30分後の6日午後1時半ごろ、東海村役場の正面玄関から突っ込んだとみられる車。入り口はガラスが粉々になって散乱し、扉の枠はぐにゃりと曲がっているのがわかります。車は建物の中に完全に入り込んでいました。運転手とみられる男はケガをしましたが、意識はあるということです。捜査関係者によると、男は警察に対し「(2件とも)自分がやった。東海村に恨みがあった」という趣旨の話をしているといいます。行政に不満を募らせていたのでしょうか。警察は、当時の状況を詳しく調べています。(12月6日午後5時50分ごろ放送『news every.』より)
6日、茨城県の日立市役所前のイベント会場に車が突っ込みました。その後、同じ男が運転したとみられる車が15キロほど離れた東海村役場に突っ込みました。警察が事情を聞いている50代の男は「東海村に恨みがあった」などと話していることが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。

事故発生直後に撮影されたのは、ボンネットが開き、フロントガラスの一部が割れた車。止まっているのは、茨城・東海村役場の建物の中です。当時、役場にいた村議会議員が、2階からこの映像を撮影しました。
茨城・東海村 江田五六村議会議員「完全に自動車が庁内に入っています。村民が一番歩くところです。完全にすっぽり入っているので、出すのには時間がかかるかなと」
6日午後、茨城県内の2か所の役所で発生した車の突っ込み。最初に発生したのは、日立市役所です。警察などによると午後1時ごろ、一部、屋根のない広場となっている場所に車は突っ込みました。
発生から1時間後に撮影された写真では、警察や消防が集まったその近くには、なぎ倒されたのでしょうか、机やパイプいすが倒れ、地面にはあらゆる物が散乱しています。
発生から2時間たっても、現場は騒然とした雰囲気。散らばったままの破片が、その衝撃の激しさを物語っていました。
当時、市役所にいた人は――
目撃者「ドカーン! 『キャー!』とか。訳のわからない状況」「物が倒れるバタバタバタという音がして、(車は)加速しながら走ってきた感じ。おそらく…40~50キロ。車止めがあるんですけど、おそらく車で押しのけて加速しながら、走ってきた感じ」
発生当時、この広場ではイベントが行われていました。
目撃者「障害者支援施設が店を出して物を売っていた。僕らはその参加者だった」
行われていたのは、障害のある人が製作した作品などを販売するイベント。そこへ突如、車が突っ込んだのです。イベントの参加者や運営関係者あわせて3人がケガをしたといいます。
目撃者「見た感じそんな血が出ている感じではなかった。やっぱり、ぐったりしていました」
いずれも意識はあり、命に別条はないということです。
日立市役所の担当者は「イベント実施中に車が1台進入し、出店のテント数はりをなぎ倒しながら、会場内を暴走した上、逃走した」と話しました。
市役所の駐車場には、衝突されたような車も複数見られました。車はどのようにして突っ込んだのでしょうか。
市によると、車は市役所前の道路から進入。広場をつっきったあと、駐車場に止まっていた車に衝突し、その後、Uターン。再び広場をつっきり、道路に出て逃走したといいます。
捜査関係者によると、車を運転していたとみられるのは、50代の男。その様子について、目撃者に聞きました。
目撃者「すごい落ち着いていた。何もあわてる感じもなく無表情」「わざとみたいな感じだと思う」
――人を狙っている感じ?
目撃者「ありましたね、わざわざ」
その様子から、“人を狙っているようにも見えた”といいます。

その後、逃走した運転手が向かったとみられるのが、日立市役所から15キロほど離れた東海村役場です。
捜査関係者によると、運転手はこの間に市役所に突っ込んだ車を乗り捨て、別の車に乗り換えたとみられるといいます。
そして、約30分後の6日午後1時半ごろ、東海村役場の正面玄関から突っ込んだとみられる車。入り口はガラスが粉々になって散乱し、扉の枠はぐにゃりと曲がっているのがわかります。車は建物の中に完全に入り込んでいました。
運転手とみられる男はケガをしましたが、意識はあるということです。捜査関係者によると、男は警察に対し「(2件とも)自分がやった。東海村に恨みがあった」という趣旨の話をしているといいます。
行政に不満を募らせていたのでしょうか。警察は、当時の状況を詳しく調べています。

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