特養ホームの90歳が暴行され死亡 元職員を傷害致死容疑で逮捕

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大阪府泉大津市の特別養護老人ホームで入居者の高齢男性を暴行して死なせたとして、大阪府警は5日、この施設の元職員、白井宏次朗容疑者(31)=大阪府吹田市=を傷害致死の疑いで逮捕した。白井容疑者から暴行を受けたと訴える入居者が他にもおり、府警が捜査している。
原因は「保育士不足」以外にも? 相次ぐ保育園児虐待 逮捕容疑は2020年12月20日夜~21日早朝、当時職員を務めていた特別養護老人ホーム「オズだいすき倶楽部」(泉大津市池浦町3)で、入居していた福田功さん(死亡時90歳)の胸を何らかの方法で圧迫。胸骨や肋骨(ろっこつ)計9本を折り、翌21年3月に呼吸器不全で死亡させたとしている。白井容疑者は「体のどこかに当たったかもしれないが、骨折の原因は分からない」と容疑を否認しているという。

府警捜査1課によると、施設側が23年4月、入居する別の男性(92)が白井容疑者に殴られたとして府警に相談していた。その捜査の過程で福田さんの不審死が浮上。複数の法医学者に聞いたところ、多発骨折は第三者の暴行によるものだとの意見を得られ、事件当時に夜間勤務をして福田さんを担当していた白井容疑者の関与が浮かんだという。 白井容疑者は5月に施設を自己都合で退職していた。施設を運営する社会福祉法人「サポートハウス」(泉大津市)は取材に対し、白井容疑者について「勤務態度に問題はなく、真面目で腰が低かった。入居者への暴行は否定していた」と答えた。【洪香、林みづき】
逮捕容疑は2020年12月20日夜~21日早朝、当時職員を務めていた特別養護老人ホーム「オズだいすき倶楽部」(泉大津市池浦町3)で、入居していた福田功さん(死亡時90歳)の胸を何らかの方法で圧迫。胸骨や肋骨(ろっこつ)計9本を折り、翌21年3月に呼吸器不全で死亡させたとしている。白井容疑者は「体のどこかに当たったかもしれないが、骨折の原因は分からない」と容疑を否認しているという。
府警捜査1課によると、施設側が23年4月、入居する別の男性(92)が白井容疑者に殴られたとして府警に相談していた。その捜査の過程で福田さんの不審死が浮上。複数の法医学者に聞いたところ、多発骨折は第三者の暴行によるものだとの意見を得られ、事件当時に夜間勤務をして福田さんを担当していた白井容疑者の関与が浮かんだという。
白井容疑者は5月に施設を自己都合で退職していた。施設を運営する社会福祉法人「サポートハウス」(泉大津市)は取材に対し、白井容疑者について「勤務態度に問題はなく、真面目で腰が低かった。入居者への暴行は否定していた」と答えた。【洪香、林みづき】

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