≪厳選3選！警察にバレない！夫の早死に。旦那をジリジリとさりげなくブッ殺す方法≫
「死」、「殺す」と不穏すぎるワードが並ぶこのタイトルは、「だんなデスノート」というサイトに掲載された投稿だ。ほかにも同サイトには次のような投稿も散見される。
≪鬱々とした時は多めのシテロンエチニラに限る!!今日は4錠入れてみた≫
≪バカだけの味噌汁はトイレの水＋雑巾の絞り汁で作ってやる≫
≪糞男の専用麦茶に下剤1本入れて、トイレの水を入れてやりました≫
「夫や旦那へ死んで欲しいという願いを書く」場所として開設されただんなデスノートには、不倫、DV、モラハラ、パワハラなどを行う旦那への恨みを吐く投稿が書き込まれている。≪出勤時に単独事故でそのまま帰ってこなければいい≫、≪サッサと訃報をきけますように≫、≪早く死んで慰謝料を払ってくれ≫などといった配偶者の死を願う率直、かつ過激な書き込みも見られる。
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それ以外にも法律には触れない、周囲からバレないという名目で旦那を殺すための方法をシェアする投稿もある。冒頭で言及した投稿では、「不凍液」という自動車エンジンや暖房で使用される冷却水を旦那に飲ませて死に追いやるという旨の内容が掲載。
不凍液はエチレングリコールなど人体に有毒な成分で構成されており、飲むのは極めて危険。だが信じがたいことに、旦那に不凍液を継続して飲ませた経過報告の投稿もあり、体調不良になっていく様子が描かれていたのだ。
この投稿はX（旧Twitter）にてスクリーンショットされたものが引用され、拡散。言葉を失うユーザーが続出した。単なる妄想か、それとも淡々と事実を報告しているだけなのか、真相は定かではないものの、あまりにも具体的、かつショッキングすぎる内容であるせいか、本サイトの“エグさ”について衝撃を受けたユーザーは多かったに違いない。
だんなデスノートの管理人である牧田幸一郎氏は、幼少期の自身のトラウマからサイトを開設。毒親の元で育った自分と同じ思いを今の子どもに味あわせることのないよう、せめてものはけ口として世の妻にだんなデスノートを使ってほしいという思いがあったという。
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だんなデスノートというサイトの特徴について、ITジャーナリストとして活動する鈴木朋子氏は次のように語る（以下、「」内は鈴木氏のコメント）。
「だんなデスノートは、5ちゃんねる（旧2ちゃんねる）などのネット掲示板のように、匿名でスレッドに書き込んで意見を述べたい層が集まりやすい、古典的なネットコミュニティと言えるでしょう。リアルのママ友や友人に話しづらい悩みを匿名で書き込める、かつ同じ悩みを抱えたユーザーが投稿を読んでくれる、という特徴によりリアルで苦しむ自分の居場所になっている方々は多いと思われます。
SNSでも最近は愚痴アカウントが増えてきており、フォロー・フォロワー内で旦那の愚痴を言い合う光景をよく見かけます。ですがSNSでは、フォローほしさに創作した内容を投稿したり、リプライにアフィリエイトのリンクを貼ったりするなどビジネス絡みの投稿が目立つアカウントも少なくありません。一方、だんなデスノートは、ビジネス的なメリットがない昔ながらのネット掲示板のような作りになっているため、よりリアルで切迫した声が集まっている印象を受けます」
ちなみに、だんなデスノートでは悪質なコメントの削除も積極的に行っているようで、不満を投稿しやすくする徹底した対策が取られているようだ。
記事後編は「追い詰められた妻たち…夫への恨みを投稿するサイト『だんなデスノート』の危うさ」からお読みいただけます。