玉川徹氏 安倍派の裏金疑惑で大物立件の可能性指摘「年末年始に大荒れになる可能性」

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元テレビ朝日社員の玉川徹氏が4日、「モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。自民党最大派閥である安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題で、複数の所属議員が派閥から1000万円超のキックバックを受けていたことに、大物議員が立件される可能性を指摘した。
自民党の5派閥が収支報告書に政治資金パーティーの収入約4000万円を記載していなかった問題で、東京地検特捜部は各派閥関係者を任意で事情聴取。そんななか安倍派について、5年間で1億円以上を所属議員にキックバックし、なかには1000万円以上を受け取った議員が複数いた疑惑が浮上した。
この問題について玉川氏は、「記載すればいいだけなのに多くの人がしない状態で何年も続いていて、じゃあそれ何のためというと、裏金を作るためなんじゃないかということになる」と疑惑の目を向けた。
過去の事例では、昨年、政治資金パーティー収入約4000万円を不記載だったとして、政治資金規正法違反で略式起訴された前衆院議員の薗浦健太郎氏は、罰金100万、3年間の公民権停止が科されている。
これを受けて玉川氏は「薗浦さんは約4000万円で100万円の罰金。今回、1000万円超えてると、同じようにしないとバランス取れない」と指摘。その上で「1000万円以上の不記載となると、大物の可能性がある。東京地検を取材していると、この年末から年始にかけて、かなり荒れるんじゃないかと見立てている人がいる。僕も大荒れになる可能性あると思ってます」と、安倍派の大物議員が立件される可能性があるとした。
東京地検特捜部は、今回の安倍派の問題などについて、政治資金規正法違反での立件を視野に捜査を進めている。

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