12月1日、22歳の誕生日を迎えた、天皇皇后両陛下の長女・愛子さま。
誕生日に合わせて公開された新映像には、ボルドー色のニットに、白いジャケット姿で熱心に古い資料を見る愛子さまの姿が。
愛子さまが見ていたのは、藤原定家が選んだ百人一首の、現存する最古の写本で、室町時代のものです。
もうひとつは、「むし双六の和歌」。こちらは、虫や動物たちが御所の庭に集まり和歌を詠みあうという創作物語を双六にしたもの。
橋本寿史解説委員:今、愛子さまは古典文学を学ばれていますので、とてもこういったことに関心をもたれていたのではないかと思います。
今年4月、大学生活最後の年を迎えられ、「大学最後の1年間、この緑豊かなキャンパスで良い学びができましたらと思っております」と話されていた愛子さま。
学習院大学の文学部日本語日本文学科で、平安、鎌倉時代などの物語や和歌を学ばれています。
春から新型コロナの規制が緩和され、キャンパスでの対面授業を受けられた愛子さま。勉学に励む一方、友人たちと一緒に、学内の様々な場所を巡られるなど、大学生活を楽しまれているといいます。
大学卒業後は、どのような道に進まれるのでしょうか?卒業後について、フジテレビ皇室担当、橋本寿史解説委員は…。
橋本寿史解説委員:卒業後は大学院への進学か、もしくは留学ということになると思うんですが、私は大学院に進まれる可能性が高いと思っています。どこかのタイミングで留学ということにはなると思います。やはりご両親とも留学を経験されていますし。
天皇陛下はイギリスの名門、オックスフォード大学に、約2年間留学。寮生活なども経験されました。
一方、アメリカのハーバード大学経済学部で学ばれた、皇后・雅子さま。ハーバード大学の図書館には、雅子さまが書かれた卒業論文が、保存されていました。
論文のタイトルは、「輸入価格ショックへの外的調整:日本の石油貿易」。英文だけでなく、難解な数式もびっしりと書かれています。
橋本解説委員によると、愛子さまも今月中には卒業論文を提出する予定で、現在、執筆に励まれているのではないかといいます。
学生生活を謳歌され、勉学にも力を入れているという愛子さま。22歳は、また大きな節目となる1年になりそうです。(めざまし8 12月1日放送)