「りりちゃんが私を救ってくれた」…公認会計士目指して勉強していた「頂き女子」、公判で思い語る

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恋愛感情を利用して男性2人から金をだまし取ったとして詐欺罪に問われ、懲役4年6月を求刑された被告の女(21)は29日、名古屋地裁の法廷で、ノートに書いた自分の思いを約25分にわたって読み上げた。
この日、赤いジャージー姿で出廷した被告の女。「やってしまったことに変わりはないが、私がどう反省し、罪に向き合ったかを伝えたい」と切り出し、「被害者に深くおわびを申し上げます」と謝罪した。
女は、インターネット上で「頂き女子りりちゃん」を名乗る渡辺真衣被告(25)(詐欺罪などで公判中)から男性をだます方法をまとめた「マニュアル」を購入し、アドバイスも受けていたとされる。
女は「大変な境遇だったが、りりちゃんが私を救ってくれた。マニュアルに沿ってやっただけで、犯罪という認識を持っていなかった」などと述べた。だまし取った金は将来のための投資に回すつもりだったとも明かしたが、「道徳的に考えられていたら、りりちゃんの魔法や洗脳にかからず、頂き女子になることもなかった」と後悔を口にした。
以前は公認会計士になるため週50時間以上勉強していたと語り、「今後は公認会計士と弁護士の資格を取り、りりちゃんの魔法ではなく、正しい方法で女の子たちを救いたい」と述べ、「傷つけてしまった方に改めておわび申し上げます」と締めくくった。

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